青森県弘前市にある「ブナコ株式会社」。
「ブナコ」は青森県の伝統工芸にも指定され、お土産や贈答品として人気を博しています。
さらに西目屋村にある工場では、モノづくり体験も実施。
今回はブナコについて、色々とネットに書いていない情報を紹介していきたいと思います。
ブナコとは、かつら剥きにしたブナの木を、コイル状に巻き付けて製造する工芸品です。
ランプや器、椅子、スピーカー等々、実に様々な製品を展開しています。
おしゃれでシックな見た目は和風なお部屋にも洋風なお部屋にも馴染み、ブナコ家具・雑貨をどんそん揃えたくなっちゃいます。
木の質感と曲線がオシャレなティッシュボックス
本当に様々な商品を展開しているブナコですが、オススメの商品を三つ紹介していきたいと思います。
まず一つ目は「Tissue Box SWING slim」〈9,900円(税込)〉です。
こちらの商品は元々販売しているティッシュボックスを、市販のティッシュサイズのスリム化に合わせて改良したものです。
木本来のやさしい質感と曲線の美しさが特徴的で、シックな色合いのブラウンを筆頭に4色販売しています。
様々なシーンに合わせて使用できることから、とっても人気の高い商品です 。
とってもおいしそうなバウムクーヘン型ティッシュボックス
二つ目は、とってもおいしそうなバウムクーヘン型ティッシュボックス「食べられないバウムクエヘン」〈8,800円(税込)〉です。
お菓子のバウムクーヘンみたいな形をした、面白いネーミングのこちらの商品。
誕生したきっかけは、ブナコの独自製法で作り出されるコイル状に巻かれたブナ材が、まるで年輪のように見え「バウムクーヘンにそっくり!」だったことから生まれたそうです。
ハーフサイズのティッシュペーパー〈10.5cm×10.5cm×高さ5.5cm程度〉がすっぽりと入る大きさです。
また商品の化粧箱も本物のお菓子が入っているかのような、おしゃれな包装が施されています。
弘前土産に購入してみてはいかがでしょうか。
正座が楽にできるための椅子!?
筆者は日常生活でほとんど正座していませんので、たまに正座をすると非常に足が痛くなってしまいます。
そんな人にピッタリな「正座のためのイス」〈17,600円(税込)〉。
たまに正座をすると脚や膝にしびれを感じますが、こちらを使うと脚への圧迫感が軽減されて、長時間の正座が楽になります。
またカラーバリエーションも6種類と豊富で、インテリア性も高いので、おすすめの一品です。
見て・触れて・作って楽しめるブナコの製作体験
上記でブナコのおすすめ商品について紹介しましたが、ここからは工場見学と製作体験について紹介したいと思います。
ブナコ西目屋工場では、ブナコの製造だけでなく、工場見学と製作体験も行っています。
それぞれ紹介したいと思います。
工場見学
工場見学では、製品完成前の巻き上げ・型上げという工程の見学ができます。
また、ブナコスピーカーを展示している試聴室等を見学できます。
こちらの工場見学は無料ですので、ぜひブナコの製品が完成するまでの工程を見ながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
製作体験
次に紹介するのは製作体験です。
この製作体験は製造工程の一部分である「型上げ〈平らな巻き板を立体的に仕上げていく作業〉」と呼ばれる作業に挑戦します。
ブナコ製作体験は2種類あります。
一つ目は「製作体験」〈9,900円(税込)〉 。
直径24センチのうつわを作ることができます。
こちらはブナコの職人が製品と同じように塗装・仕上げをして、後日、製作者へお届けするプランになります。
二つ目は「製作体験ミニ」〈3,300円(税込)〉。
直径15センチの巻板を使って、型上げ体験ができる入門編プランです。
こちらは型上げ・のり付け後の作品は当日お持ち帰りいただき、ご自宅で研磨など続きの作業をしていただくプランです。
どちらのプランもご自身でうつわを作っていただく製作体験ですが、素人でもうまく作れるのか気になる方も多いと思います。
どのようにすればうまく作れるのか。
製作体験のコツについて、ブナコの広報担当者に伺いました。
ブナコ広報担当者 「うつわをうまく作るコツは、職人のアドバイスをしっかり聞いて実践することです。
職人があっという間に形を作るので簡単だと思いがちですが、実はコツが必要で、思ったように形が作れない・・ということも多いです。
気になることは職人に聞き、手の動きをよく見て真似をしてみてください。
自分の作りたい形に仕上げられた時はとても嬉しくなると思いますよ。」
西目屋工場の製作体験で、日常生活では味わえない達成感と感動を味わってみてはいかがでしょうか。
空き校舎を利用した新しい試み
ブナコはなぜ弘前市からちょっと遠い西目屋工場で製作体験を実施しているのでしょうか。
ブナコ広報担当者 「西目屋村に第二工場を設立した理由はいくつかありますが、特に大きな理由は大型照明を作る機会が増えたことです。
1963年に設立したブナコですが、元々はテーブルウェアを中心とした木工品を主に作っていました。
そのため、それほど大きな工場でなくても良かったんです。
しかし2003年頃からランプシェードを作るようになり、数年前からは1m近い大型照明を手がけるようになりました。
弘前工場だけでは手狭だな、と思い始めた頃に、当時の西目屋村の村長さんから「小学校の空き校舎を活用してみませんか?」とお話をいただいたんです。
西目屋村に住んでいる方も職人やスタッフとして採用させていただき、少しずつ体制を整えて、2017年にブナコ西目屋工場をオープンしました。
西目屋村は自然豊かな世界自然遺産白神山地の玄関口でもあります。
現在では多くのお客様に、ブナコだけではなく、西目屋村の自然も楽しんでいただいております。」
このように西目屋村の地域活性化にも貢献しているブナコ。
ブナコの製作体験で楽しんだ後に、西目屋村の豊かな自然の中でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
天然資源の有効活用を目指して
最後にブナコの今後の展望についても伺いました。
「ブナコは「日本一の蓄積量を誇るブナの木を有効活用する」という理念で始まり、津軽の人々に身近な工芸品として親しまれ、これまで多くの商品を提供してきました。
現在は青森県産以外のブナ材も使いながら、顧客ニーズの多様性に対応していくため、時代に合ったフレキシブルな商品開発をしています。
これからも国内外からぜひ使いたいと思っていただけるものづくりを目指して頑張ります!」
今後も様々な進化を遂げて、消費者である私たちに商品を提供し続けるブナコ。
今後の動向にも注目ですね。
まとめ
今回は青森県弘前市にあるブナコについて紹介いたしました。
ブナコは弘前市中土手町で「ブナコショールームBLESS」を営業しています。
こちらではブナコ製品の展示販売をしています。
ショールーム見学をしながら、気に入った商品を購入してみてはいかがでしょうか。
今回のように弘前市内にある企業や飲食店など、ネットに載ってない情報を交えながら弘前市のことについて情報を発信していきますので、次回もお楽しみに。
〇企業名:ブナコ株式会社
〇場所:青森県弘前市豊原1-5-4
〇電話:0172-34-8715
〇営業時間:9:00~17:00
〇定休日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始、その他臨時休業あり
〇公式
・HP https://bunaco.co.jp/index.html
・オンラインショップ https://www.bunaco.co.jp/
https://bunaco.official.ec/
・Instagram https://www.instagram.com/bunaco.office/
・Facebook https://www.facebook.com/bunaco.jp/
〇施設名:ブナコ西目屋工場
〇場所:青森県中津軽郡西目屋村大字田代字稲元196 (弘前駅から車で約28分)
〇電話:0172-88-6730
〇営業時間:10:00〜15:30(最終入場15:00)
※工場見学・製作体験の日時については、公式サイトをご確認ください。
〇定休日:公式サイトの営業日カレンダーをご確認ください。
〇公式
・HP http://bunacofactory.jugem.jp/
・Instagram https://www.instagram.com/bunaco_nishimeya/
https://www.instagram.com/bunacocafe/
〇その他
・工場見学の詳細はこちら http://bunacofactory.jugem.jp/?cid=1
・製作体験の詳細はこちら http://bunacofactory.jugem.jp/?cid=5
〇店名:BUNACO Show Room BLESS
〇場所:青森県弘前市土手町100-1 もりやビル2F
〇電話:0172-39-2040
〇営業時間:10:30~18:00
〇定休日:不定休
〇公式
・HP https://www.bunaco.co.jp/shop.html
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