気温もガクッと落ちてすっかり季節は冬になりましたが、暖かい部屋でココアやミルクと一緒にいただく洋菓子はとってもおいしいですよね。
青森県弘前市はリンゴの名産地として知られ、アップルパイやリンゴのタルトなど、おいしい洋菓子がたくさんありますが、これらのリンゴの洋菓子のほかにもおいしい洋菓子があるのをご存じでしょうか。
その洋菓子は「プリン」です。
青森県弘前市千年にある洋菓子店Sweets&Pub「P-factory」の名物「丼プリン」は、どこでも購入できる「プリン」とは見た目もおいしさも全然違いますので、ご紹介したいと思います。
インスタ映え間違いなしの名物洋菓子「丼プリン」
青森県弘前市にあるSweets&Pub「P-factory」はオープン当時から様々な洋菓子を扱う専門店として、地域の方々や遠方からいらっしゃる観光客などに愛されているお店です。
そんなSweets&Pub「P-factory」の人気メニュー「丼プリン」。
「丼プリン」は500mlとかなり大きめで、市販のプリンと比較し、見た目も大きくインスタ映えする洋菓子と言えるでしょう。
さらに「丼プリン」はプリン表面にしっかりと弾力があり、店主こだわりのたまごを使用したプリンの滑らかな味とカラメルソースがベストマッチ。
一度食べたら病みつきになる味です。
そんな「丼プリン」ですが、なぜ普通のプリンを販売するのではなく、ビッグサイズの「丼プリン」を販売したのでしょうか。
そこにはある思いと一風変わったきっかけがありました。
「丼プリン」の誕生のきっかけはお客さんの思いから
「丼プリン」はどのようにして誕生したのでしょうか。
Sweets&Pub「P-factory」の店主は、誰もが知っている小さくてかわいい普通サイズの「プリン」を道の駅やサービスエリアなどで催事販売していました。
その後、Sweets&Pub「P-factory」の「プリン」を購入していたリピーターのお客様から「大きなプリンが食べたい」と熱い思いが告げられます。
Sweets&Pub「P-factory」の店主は、お客様の思いに応えて大きな丼サイズの容器を使用した「プリン」を作ったことがきっかけです。
「丼プリン」は販売当初から売れ行きが好調で、多くのお客様から好評を得ることになり、販売数もすぐにアップしていきます。
しかしある問題が発生します。
その問題は「丼プリン」に使用していた容器の数が無くなってしまったことです。
もともと「丼プリン」はアルミ容器を使用して作っていました。
しかしながら「丼プリン」の販売数が増加したことが原因で、アルミ容器の在庫が無くなってしまうのです。
そこでSweets&Pub「P-factory」の店主は「丼プリン」の容器をアルミから陶器へ変更。
容器を陶器へ変更したことで、従来使用していたアルミ容器よりも多くの「丼プリン」を作れましたが、アルミ容器から陶器の器に変更したことで、思いもよらない出来事が発生してしまいます。
それはプリンの味が変化したことです。
今までのアルミ容器で作っていた「プリン」よりも、陶器の容器に変えたことで、プリン本体に熱がしっかりと通り、プリンの味がより滑らかになったそうです。
そして「丼プリン」はアルミ容器を使って販売していた頃よりも、陶器の容器を使用して味がおいしくなったことで、多くのお客様から人気を得ることになりました。
こうして誕生した「丼プリン」は、陶器の容器で提供されることになり、現在も多くのお客様を魅了してやまないSweets&Pub「P-factory」の看板メニューとして人気を博しています。
さらに「丼プリン」は青森県弘前のメディアに放映されたことで、認知度が爆発的に広まり青森県外からのお客様にも購入されるようになったそうです。
たまごと焼く温度にこだわった「丼プリン」!!
私はたまたまネットで「丼プリン」を見つけてから気になり、お店に行って購入して食べましたが、すぐに「丼プリン」にハマってしまい、青森県弘前市に行く度に毎回購入しています。
私のように「丼プリン」を食べてハマッた人が多くいる「丼プリン」ですが、なぜこんなにもおいしいのでしょうか。
それは「丼プリン」の作り方にこだわっているからです。
通常プリンはご家庭で作る場合、高温〈150℃~170℃程度〉のオーブンの中にプリン液を入れて、40~45分ほどで仕上げてしまう場合が多いと言われています。
しかしSweets&Pub「P-factory」の「丼プリン」は低温〈120℃〉のオーブンの中にプリン液を入れてゆっくり一時間半ほどかけてじっくり焼き上げることで、プリン本体にしっかりと熱が入り、滑らかな味のプリンが出来上がります。
このように手間暇かけて作り上げている「丼プリン」ですが、ほかにも店主のこだわりがあります。
それは「丼プリン」を作る際に欠かせないたまごを厳選していることです。
「丼プリン」に使用しているたまごは青森県東津軽郡〈ひがしつがるぐん〉蓬田村〈よもぎたむら〉にある坂本養鶏株式会社のたまごのみを使用していることです。
坂本養鶏株式会社のたまごは品質管理・養鶏に適した環境・飼料・一貫生産にこだわっています。
そのため同社のたまごはコクがありさっぱりした味で、鮮やかなたまごの黄身の黄色を「丼プリン」で再現します。
この坂本養鶏株式会社のたまごを「丼プリン」に使用することで、プリンの色味がきれいに表現され、プリンの味にもコクが出て多くのお客様を魅了しています。
洋菓子店が夜になると大変身
Sweets&Pub「P-factory」は「丼プリン」のほかにも創業当時から販売しているチーズケーキや季節ごとに変わるメニューも人気です。
12月の季節メニューは、ラフランスのタルトやリンゴのタルトです。
他にもSweets&Pub「P-factory」のTwitterアカウントを見ていただくと、季節のメニューなどが掲載しておりますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
Sweets&Pub「P-factory」はこのように様々な洋菓子を販売しているとお店ですが、夜になるとガラッと様変わりします。
一体どのように変身するのかと言いますと、パブタイム〈お酒を提供する〉のお店になります。
Sweets&Pub「P-factory」は地元弘前を愛する店主こだわりの地酒を飲めます。
更に12月は店主が青森県内で採れたキノコを使ったボルチーニやパスタ、パエリヤ、キノコのピザなどを提供しています。
このように夜のSweets&Pub「P-factory」は日中の洋菓子専門店と違った雰囲気を夜になると味わうことがあり、地元の住民のお客様以外にも遠方からいらっしゃるお客様からも好評を博しています。
ぜひ弘前に遊びに来た際はSweets&Pub「P-factory」名物「丼プリン」だけではなく、ディナータイムの地酒や地産の食材を味わってみてはいかがでしょうか。
弘前市に行くときは丼プリンを食べよう!
今回は青森県弘前市にあるSweets&Pub「P-factory」さんの「丼プリン」についてご紹介しました。
「丼プリン」は数量限定のプリンですので、ご購入の際はご注意ください。
余談ですが、「丼プリン」は繁忙期以外の時期ですとだいたい30個ほど、限定販売しています。
またゴールデンウイークやシルバーウイークなどの大型連休になりますと、30個から倍の60個ほど作っています。
しかし繁忙期の季節ですと遠方からいらっしゃる「丼プリン」ファンの方々駆けつけて、無くなってしまうそうですので、ご購入はお早めに。
どうしても「丼プリン」が食べたいと思っている方は、購入の際に一度Sweets&Pub「P-factory」にお電話してみた方がいいかもしれません。
今回の記事のように弘前の皆さんが知らない隠れた名店やオススメスポットをどしどし紹介していきますので、次回もまた見ていただけると幸いです。
店名
Sweets&Pub「P-factory」
電話番号
0172-87-1773
住所
青森県弘前市千年2-7-1
営業時間
12:00~20:00〈※新型コロナウイルス感染拡大などにより営業時間が異なる場合がありますので、事前に電話していただいた方がいいかもしれません。〉
定休日
月曜日