弘前市といえば地方都市のイメージがありますが、郊外に出るとまだまだ自然がたくさん残っています。時には自然の中で過ごしたいといったこともありますよね。
というわけで今回は、弘前市周辺の自然景観を生かした観光スポットを10ヶ所ご紹介します。
弘前市について
弘前市は、青森県西部にある市です。日本で最初に市政を施行した都市の一つになります。弘前藩の城下町として発展し、現在も津軽地方の中心都市として、人口166,041人(2021年12月)となっています。
中心部は都市化され発展していますが、郊外地域は農村部として自然がたくさん残っています。
自然を生かした観光スポットBest10
弘前市周辺には自然の景観を生かした観光スポットがたくさんあります。今回は、その中から10ヶ所を厳選してご紹介します。自然に癒されたいときに、出かける際の参考にしてください。
岩木山
岩木山は標高1,625mと青森県で一番高く、津軽平野のどこからでもみることができます。弘前のシンボルとも言えます。
その標高の高さと裾野が広い美しい姿から「津軽富士」とも呼ばれています。昭和50年には津軽の名山として津軽国定公園に指定されました。山の途中には岩木山神社があり、古来より信仰の山として知られています。
市街地からは少し離れますが、岩木山スカイラインという大きな道路が通っていて、山の8合目まで車で行くことができます。そこから9合目までリフトで上がることができ、頂上までは岩場の登山道を登ることになります。
通年で訪問者はいますが、特に1月は岩木山神社への初詣、7〜8月は嶽きみというとうもろこしを買いに行く訪問者、9〜11月はりんごを買いに来る訪問者が多く見られます。
所在地
〒036-1343 青森県弘前市
アクセス
青森県弘前市中心部より車で約30分
公式サイトURL
津軽岩木スカイライン
岩木山の途中にある嶽温泉を過ぎて、羽黒温泉郷付近から岩木山の8合目まで登る有料道路です。全長9.8kmあり、入口から1kmくらいのところに料金所があります。普通車で1,800円。クネクネと曲がりながら標高1,625mまで登るため、車酔いしやすい人は酔い止めを飲んでおくべきでしょう。
営業時期は、4月中旬から10月下旬の9:00〜16:30まで。季節や天候によって営業時間の変更があります。
8合目〜9合目までのリフトは二人乗りで、料金は大人:往復1,000円・片道700円、団体:往復900円。片道600円、(団体は大人に限り20人以上)。
片道の所要時間は10〜15分かかります。
所在地
〒036-1343 青森県弘前市
アクセス
弘前駅から徒歩4分の弘前バスターミナル→弘南バス枯木平行きで51分、バス停:嶽温泉前下車、弘南バス岩木スカイライン8合目行きに乗り換え30分、終点下車、8合目駐車場へ
公式サイトURL
乳穂ヶ滝
冬の寒い時期に氷結する高さ33mのホワイトシルクのような乳穂ヶ滝。2月の第3日曜日には乳穂ヶ滝氷結祭の神事式が行われます。神事式では、滝の氷柱の大きさや形状で、その年の吉凶を占います。参加者は燃える護摩木の上の上を歩き、無病息災を祈願します。
場所は、弘前市内から車で30分。白神山地の暗門の滝へ向かう途中にあります。
厳冬期に来る人が多いですが、この辺りは紅葉も綺麗です。普段は静かなところですが、大地のエネルギーを感じるパワースポットになっています。
所在地
〒036-1411 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字名坪平
アクセス
弘前市内から車で30分
公式サイトURL
https://japan-web-magazine.com/japanese/aomori/niogataki/index.html
目屋渓谷
先ほど紹介した乳穂ヶ滝から約500mほどのところにある目屋渓谷。
津軽十景に選ばれた県内屈指の名勝地です。
緑が川岸ギリギリまで迫っていて、迫力のある渓谷です。
川の流れ自体はゆっくりと流れていて、自然豊かで心が癒されます。
所在地
〒036-1411 青森県中津軽郡西目屋村大字田代
アクセス
弘前駅からバスで55分
公式サイトURL
https://www.kumagera.net/spot/meyakeikoku.html
桜並木と山の出湯をめぐるみち
岩木山の自然景観に配慮しながら整備された遊歩道です。世界一の桜並木から始まり、ゴールは嶽温泉です。全長8.9kmの遊歩道となっています。
緑豊かな高原の中には、のどかに草を食む牛の姿や、世界一長い桜並木、水芭蕉の群生地が続いています。雄大な岩木山を眺めながら、高原の空気を満喫できます。
弘前駅からバスで40分ほどのところにあります。整備された道なので、ゆっくりと散歩をしながら、スミレサイシンやカタクリの花を楽しむことができます。
所在地
〒036-0000 青森県弘前市
アクセス
弘前駅からバスで40分
公式サイトURL
https://www.asoview.com/spot/02341cb3410089615/
阿闍羅山
青森の南東部に位置する阿闍羅山。冬はスキーのメッカとなっていて、初心者用から上級者用のコースがあります。シーズンオフでも眺望が綺麗で紅葉の季節も美しいです。5月頃にはツツジの花を楽しむこともできます。
阿闍羅山からは岩木山と弘前市が一望でき、夜景もキレイです。
所在地
〒038-0211青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字築館森
アクセス
大鰐温泉駅から徒歩で30分、車で5分
公式サイトURL
https://yunomachi-owanistory.com/info/post20170120/
暗門の滝
弘前市から車で1時間強、白神山地のブナ林散策道の手前にある暗門の滝。駐車場から徒歩で片道1時間ほど歩く必要がありますが、目屋渓谷の上流にある三段の滝で、夏場の暑い時期は涼むのにちょうど良い場所です。自転車道と歩道があります。
第一の滝は落差が42m、第二の滝は37m、第三の滝は26mあります。
滝自体は過去に落石が多発した経緯があり、ガイドがいないと見学できません。
コースの入り口で整備寄付金300円とヘルメットレンタル100円がかかります。
所在地
〒036-1400 青森県中津軽郡西目屋村
アクセス
弘前市から車で70分(県道岩崎西目屋弘前線経由)駐車場から徒歩で60分
公式サイトURL
https://www.nishimeya.jp/shirakami/shirakamisanti/saishin/post-41.html
岩木山神社参拝のみち
岩木山神社と高天神社を結ぶ遊歩道で、ミズナラやコナラなどの広葉樹林やカラマツ林が両脇に広がっています。遊歩道を歩いていると野鳥のさえずりが聞こえています。
参道は12.3kmあり、昔の修験者ルートと神社本殿の横から行く登拝ルートがあります。
岩木山神社まではバスで40分ほどかかります。
所在地
〒036-1343 青森県弘前市大字百沢字寺沢
アクセス
弘前駅からバスで40分
公式サイトURL
http://www.iwakisan.com/touristinfo/2017/07/27/treking/
岩木高原
岩木山神社や百沢温泉を中心にスキー場がある岩木高原。弘前駅からバスで45分の場所にあります。高原なので少し肌寒いこともありますが、岩木山を眺めながらゆっくりと過ごすことができます。
訪問者は5〜10月が多く、男女比は女性が多いようです。
所在地
〒036-1343 青森県弘前市百沢字裾野
アクセス
弘前駅からバスで45分
公式サイトURL
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/shizen/kouen_iwaki.html
津軽白神湖
津軽ダム建設によってできた人工湖です。津軽白神ツアーが主催し、4月から10月まで道の駅「津軽白神」を発着場所とする水陸両用バスが周遊する津軽ダムのダム湖で、四季折々の自然の美しさが楽しめます。白神山地の玄関口に広がっていて、展望所からの眺めが素晴らしいです。すぐ近くにダムの歴史や仕組みを学べる「津軽ダム資料展示室」があります。
弘前市内から車で1時間弱のところにありますが、アクセスには車で行った方がいいようです。
ダムの見学については岩木川ダム統合管理事務所ホームページをご覧ください。
津軽ダムを下から見上げることができる白神が故郷橋パークは11月25日から冬季間閉鎖しています。
所在地
〒036-1422 青森県中津軽郡西目屋村大字居森平字寒沢138-2
アクセス
弘前市内から車で55分
公式サイトURL
https://www.thr.mlit.go.jp/iwakito/visitor/visitor_tugaru.html
まとめ
弘前市には岩木山に続く道路が整備されていて、自然と触れ合える観光スポットになっています。この辺で体験できるアクティビティなどもありますが、その紹介はまた別の機会にしていきましょう。
弘前市は都市と自然がちょうどいいバランスで融合している街です。住むにはちょうどいい地域と言えます。移住を考えている方は、ぜひ一度遊びに来てください。