【2022年弘前ねぷたまつり】初音ミクと一緒に弘前ねぷた祭300周年コラボを楽しもう!


弘前観光コンベンション協会提供:弘前駅中央口大型歓迎ボード

青森県弘前市は、夏の季節になると「弘前ねぷたまつり」と呼ばれるお祭りが開催されます。
今年、文献登場から300年を迎える「弘前ねぷた」は、節目となる記念の年を盛り上げる新しい取り組みを行います。

その取り組みは、世界的人気のバーチャル・シンガー「初音ミク」と「弘前ねぷた300年祭」のコラボレーションです。
「初音ミク」×「弘前ねぷた300年祭」のコラボレーションはいったいどのような形でイベントを盛り上げていくのか。
弘前観光コンベンション協会の方にお話を伺いましたので紹介していきたいと思います。 

弘前ねぷたと初音ミクコラボの経緯について


「弘前ねぷた300年祭」はなぜ初音ミクとコラボすることになったのでしょうか。
弘前観光コンベンション協会・事務局長白戸氏にお話を伺いました。
弘前観光コンベンション協会・事務局長白戸氏「弘前ねぷたまつりは、初めて文献に登場してから今年で300年の節目を迎えるため、関係団体のスタッフで何か新しい取り組みが出来ないか話し合っていました。
そこで、弘前さくらまつりでコラボ実績のある「桜ミク」を「ねぷたまつり」でも応援キャラクターに起用できないか、ライセンサーのクリプトン・フューチャー・メディア社に打診しました。
先方からは「桜ミクは春のキャラクターですので、今回は「初音ミク」を起用してみてはどうか」というありがたい提案を頂くことができ、初音ミクとのコラボが決まった次第です。」と仰っていました。 

弘前市が初音ミク一色に



弘前観光コンベンション協会提供:「弘前ねぷた300年祭×初音ミク」メインビジュアル<イラストはコラボポスターにも採用>

世界的人気のバーチャル・シンガー「初音ミク」は、「弘前ねぷたまつり」をどのように盛り上げていくのでしょうか。
まずは今回、初音ミクの描き下ろしイラストを使用したコラボポスターを7月6日から弘前市内の中心商店街や観光施設で掲示しています。
イラストには、ねぷたの山車を背景に初音ミクがまつりを楽しんでいる様子が描かれています。
こちらのイラストは黒獅子〈くろじし〉氏がイラストを担当。


弘前観光コンベンション協会提供:弘前市立観光館北側壁面大型歓迎ボード

またコラボポスターの他に、弘前駅中央口や弘前城追手門近くにある弘前市立観光館の壁面にも大型の歓迎ボードを設置しています。


弘前観光コンベンション協会提供:弘前商業連合会短冊ポスター

さらに、弘前商業連合会で制作した短冊ポスターを商店街や大型ショッピングモールに掲示。
短冊ポスターのイラストは、ねぷたの裏面中央に描かれる美人画の「見送り絵」風イラストになっており、こちらについては青森県在住のdaidou氏が担当しています。
他にも「弘前ねぷたまつり」に訪れた観光客に対して、弘前駅や観光施設、商店街で初音ミクの「歓迎アナウンス」を放送したりと様々なコラボをしています。

このように弘前市は、まつり開催期間中は公式応援キャラクターである初音ミク一色に染まります。
初音ミクが好きな方や「弘前ねぷたまつり」をまだ見たことがない方は、ぜひ一度足を運んで、まつりやコラボを楽しんでみてはいかがでしょうか。 

「弘前ねぷた」と初音ミクコラボ商品を販売



弘前観光コンベンション協会提供:「初音ミク×弘前ねぷた300年祭無添加無濾過りんごジュース 500ml」

たくさんのコラボ商品も発売されることになりました。
コラボ商品はいったいどのようなものが発売されることになったのでしょうか。
まず紹介するのは青森県の名産品の一つであるりんごを使ったりんごジュースです。


弘前観光コンベンション協会提供:「初音ミク×弘前ねぷた300年祭無添加無濾過りんごジュース 200ml」

初音ミクのラベルが貼られているりんごジュースは200ml(税込363円)と500ml(税込715円)の二つのサイズを用意し、弘前市内小売店やタムラファーム通販サイトで販売される予定です。
こちらのりんごジュースは、桜ミクコラボ商品も手掛けた弘前市青樹町のタムラファーム株式会社が製造し、7月22日から販売されています。
春の桜ミク同様に、観光客や初音ミクファンから大人気となることが予想されますので、気になる方はお早目にどうぞ。
また他にも初音ミクドロップや、夏の暑さにぴったりな辛口のりんごカレー、初音ミクの半纏〈はんてん〉、クリアファイル、祭袋、長タオルなど様々なコラボグッズが販売されています。
弘前ねぷたまつりの時期に訪れた方は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。 

弘前ねぷた初級クイズに挑戦して、まつりを盛り上げよう



弘前観光コンベンション協会提供:「弘前ねぷたまつり2022 公式NAVI」

「弘前ねぷた」と言われてもどのようなお祭りであるのか知らない方も多いかと思います。
そんな方でも気軽に「弘前ねぷた」を楽しめるよう、公式応援キャラクター「初音ミク」とコラボした「弘前ねぷたまつり2022公式NAVI」〈税込440円〉が用意されています。
こちらの公式NAVIには、クイズ企画が設けられており、「弘前ねぷた」の基本的な初級問題が10問出題され〈例えば弘前ねぷたのお祭りのときにかけられる掛け声は何かなど〉、10問中7問正解すると非売品の初音ミクオリジナルポストカード2枚セットがプレゼントされます。
このクイズを通じて「弘前ねぷた」の基本知識を得て、お祭りを見るととっても面白いと思います。
弘前ねぷたを知らない方や初音ミクが好きな方はぜひチャレンジしてみてください。 

「初音ミク」手持ちねぷたコンテスト開催



弘前観光コンベンション協会提供:「弘前ねぷた300年祭」公式応援キャラクター

「弘前ねぷた300年祭」の関連イベントとして、「初音ミク」手持ちねぷたコンテストが開催されることになりました。
こちらのイベントは、令和2年から開催された「城下の美風」を踏襲したイベントです。
「城下の美風」は、弘前ねぷたの歴史と伝統の継承を図るため、大正から昭和期に軒先で飾られていた、ねぷた装飾の風習を再現するイベントです。
今回は、「初音ミク」を題材にして制作した手持ちねぷたを募集し、プロアマ問わずコンテストを行いました。
残念ながら作品の応募は現在終了していますが、弘前市内観光施設で可愛らしい初音ミクの手持ちねぷたが展示されていますので、見学してみてはいかがでしょうか。 

若年層の方々へ弘前市をPRする



弘前観光コンベンション協会提供:初音ミクコラボポスター

初音ミクとのコラボは、若年層の方を観光客として弘前市に誘致し地域活性化を図るイベントですが、今後の展開としてはどのようなことを考えているのでしょうか。
弘前観光コンベンション協会・事務局長白戸氏「新型コロナウイルスが日本中を襲ったことで、観光業は大きな影響を受けています。
行動規制が解除された3月下旬頃から、国内旅行に回復の兆しが見え始めており、新しい事業展開ができるタイミングにあると捉えています。
今後の新しい事業展開として、冬に北海道函館市と連携した「ひろはこ連携推進事業」で、「雪ミク」を起用した取組みを考えています。
北海道応援キャラクターである「雪ミク」を弘前市と函館市をつなぐ仲介役として、弘前市の弱点であった冬季観光を活性化させ、函館市と連携した観光客誘致の強化や周遊観光の推進、若年層の観光客強化などを図りたいと考えています。」と仰っていました。
今年は、冬にも「ミク」がやってきて大いに市内を盛り上げてくれるはずです。
いったいどのようなイベントが開催されるのか。
またどのような「ミク」コラボ商品が販売されるのか。
冬季の弘前市にも要注目ですね。

まとめ



弘前観光コンベンション協会提供:「弘前ねぷた300年祭×初音ミク」サブビジュアル

今回は弘前観光コンベンション協会・事務局長白戸氏からお話を伺いながら、「弘前ねぷた300年祭×初音ミク」コラボについて紹介しました。

余談ですが、3年ぶりとなる、今年の弘前ねぷたまつりでは有料観覧席を販売しています。
弘前ねぷたの迫力や熱気を近くで感じたいと思っている方はぜひこちらの有料観覧席も利用してみてはいかがでしょうか。
今回のように弘前市にまつわるお祭りやイベント、飲食店などについて紹介していきますので、次回もお楽しみに。
Art by 黒獅子/daidou/nekosumi © CFM 

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