【弘前忍者屋敷】日本で唯一の甲賀流忍者屋敷!

観光

青森県弘前市には春夏秋冬様々なイベントを開催する弘前城をはじめとして、多くの観光地がありますが、今回はちょっと変わった観光地を紹介したいと思います。 


「弘前忍者屋敷」です。 

「弘前忍者屋敷」はいったいどのような施設なのでしょうか。 

取材した内容を基に色々と紹介していきたいと思います。 


弘前忍者屋敷が建てられたきっかけとは



まずは「弘前忍者屋敷」がどのような経緯で建てられたのかについて紹介したいと思います。 

弘前忍者屋敷が建てられたのは、時代を遡ること600年程前、関ヶ原の戦いの頃です。 


西軍の総大将として知られる石田三成には息子と娘がいました。 

石田三成は東軍に敗北し亡くなってしまいますが、石田三成の次男・源吾と二人の娘は甲賀流忍者に護衛してもらい、弘前の地へ逃亡。 

末娘の辰子は弘前藩二代目藩主・津軽信牧と結婚し、二人の間にできた子供が三代目藩主・津軽信義公になります。 


その後四代目藩主・津軽信政公の時代、甲賀流忍者の中川小隼人を棟梁として迎え入れ、甲賀流忍者達で「早道之者〈はやみちのもの〉」としてグループを形成し、諜報活動などで活躍しました。 

時代は流れ、現存する弘前城が完成した1810年頃には、現在の地を早道之者の詰所とし活動するようになったそうです。 


この忍者屋敷には、20名ほどの忍者が駐留し、二人一組で主に三つの活動をしていたそうです。 

一つ目は弘前城に不審者が紛れていないか、危ない人がいないかなどをチェックするパトロール。 

二つ目は弘前城の偉い人へ密書を届ける仕事。 

三つ目は薬草を作る仕事です。 

不審者がいた場合、忍者が現在の弘前忍者屋敷である詰所へ誘導して、捕えていたようです。 
そのため、弘前忍者屋敷にはいろいろな仕掛けが施されていました。 
 ここからは「弘前忍者屋敷」の見所について紹介していきたいと思います。 

弘前忍者屋敷見所その1:居間に忍者発見器




弘前忍者屋敷の見所その1は居間にある忍者発見器です。 
忍者発見器とは、居間に入ってすぐの床を指しています。 
普通の人はこちらの床の上に乗っても何も起きませんが、忍び足で忍者が歩くと「ギギッ」と結構大きな音が邸内に鳴り響く仕組みです。
音の大きさにちょっとびっくりする人が多いそうです。 

なぜ一目見ればすぐにわかりそうな居間の入口に、このような仕掛けを施しているのでしょうか。 
その理由は弘前忍者屋敷に入ってきた敵の侵入者を即座に仲間に知らせるためです。 
夜間の侵入者を邸内に知らせるために設置したのではないかと推測されています。 
リアルな忍者体験をしたい方にはオススメですので、ぜひご覧ください。 

弘前忍者屋敷の見所その2:弘前城から逃げてきた藩主を逃すための隠し部屋


弘前忍者屋敷の見所その2は弘前城から逃げてきた藩主を逃がすための隠し部屋です。 
隠れ部屋は三つあります。 



まず一つ目は先ほど紹介した忍者発見器がある部屋の奥にあります。 
居間の奥は特に何の変哲もない押入れですが、その押入れの隙間に人一人が入れる隙間があります。 
この隙間は外からでは分からないようになっており、侵入者が入ってきたら素早くこちらの隙間へ逃げることができます。 



二つ目は壁の間にあります。 
こちらの縁側の突き当りには壁がありますが、その内壁と外壁の間に実は小さな隙間があり、ここが隠れ部屋になっています。 
隠れ部屋がすぐにばれないように扉が付いています。 

扉は押しても引いても開きませんが、取っ手を横にずらすと開き、三人ほど隠れることができる空間が現れます。 



三つ目の隠し部屋はこの隠し部屋の、反対側の内壁と外壁の間にあります。 

こちらの隠し部屋は下の床を外すことが可能で、縁側の下を通って外へ逃げられるようになっているそうです。 


このように侵入者を捕らえるための仕掛けを様々に設置している弘前忍者屋敷ですが、オーナーの佐藤様によると、隠れ部屋は、万一弘前城が陥落した際に、藩主がここへ逃れて弘前から脱出できるようにも作られているそうです。 

「弘前忍者屋敷」へ行ったら、これらの隠れ部屋を見つけてみてはいかがでしょうか。 


弘前忍者屋敷の見所その3:手裏剣投げ体験と見張り窓の覗き穴



弘前忍者屋敷の見所その3は手裏剣投げ体験と見張り窓の隠し覗き穴です。 

手裏剣といえば、世界的に有名な忍者ハットリくんやナルトが使用している、卍型のものを創造する方が多いと思いますが、弘前忍者屋敷で使用するのは先端がとがっている棒状の手裏剣です。 

畳にある的に向かって投げられますが、かなり難易度が高くすぐにまっすぐ投げられるわけではありません。 

投げ方についてはオーナーの佐藤様から丁寧にご教示していただけるので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。 



そして弘前忍者屋敷の各所にある隠し覗き窓も見所の一つです。 

こちらの覗き穴は邸内のロフトにある小さな四角い穴で、屋敷の通りから入ってくる敵を見張ることが出来ます。 

覗き穴は小さく、よく注視して見ていないとわからないほどです。 

弘前忍者屋敷を訪れたらこちらの見張り窓も覗いてみてくださいね。 


弘前を盛り上げていきたい


今回は青森県弘前市にある「弘前忍者屋敷」について色々と紹介してきました。 

ここからは弘前忍者屋敷のオーナーである佐藤様に今後の展開についてお話を伺うことができましたので、紹介したいと思います。 


弘前忍者屋敷オーナー佐藤様「弘前忍者屋敷は江戸時代から続く由緒ある忍者屋敷ですが、新型コロナウィルス感染拡大により、観光客が減少してしまいました。 

 しかしながら今後はもっと多くの観光客に訪問してもらい、実際の忍者屋敷の邸内を見学していただき、忍者文化を広めつつ、弘前を盛り上げていきたいと思っています。 
また2023年4月ごろから、忍者屋敷の隣にあるユースホステルを改装し、オープンする予定です。 
こちらのユースホステルには喫茶店を併設して、忍者に絡めたメニューを企画して観光客を喜ばせていきたいと思っています。」と仰っていました。 

弘前忍者屋敷ではリアルな忍者体験ができますので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。 
4月頃にオープンするユースホステルも、喫茶店の忍者メニューもとっても楽しみですね。 
 弘前さくらまつりの季節にオープンする予定ですので、ぜひ弘前の桜を見学した際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 

まとめ


今回は弘前忍者屋敷について色々と紹介しました。 
余談ですが、弘前忍者屋敷は、オーナーの佐藤様に隠し部屋や隠し覗き穴などを解説しながら案内していただけるそうです。 
こちらは時間が決まっており、9:30~、11:00~、13:00~、14:30~、16:00~ (各回40分程度)で予約必須になっています。 
より詳しく弘前藩の忍者のことについて知りたいと思っている方は利用してみてはいかがでしょうか。 
 
今回のように弘前市にはまだまだ皆様が知らない観光地がたくさんありますので、今後も色々な観光地について紹介していきたいと思います。 
次回もぜひお楽しみに。 
 

観光地名:弘前忍者屋敷 

場所:青森県弘前市森町12 

開館日:年中無休 

休館日:無し 

入館料:小学生以上一律500円〈※4月から一般1000円・中学生以下500円〉 

ガイド付き案内:9:30~、11:00~、13:00~、14:30~、16:00~ (各回1時間程度) 

TEL:090-2023-6950〈オーナー佐藤様〉 

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