津軽の冬を彩るライトアップ&イルミネーションまとめ

弘前といえば、弘前城のような歴史的な史跡だけでなく、見ごたえある建築が多い町です。
地方都市でありながら、前川國男による現代建築や堀江佐吉らによる洋風建築が多いことでも有名なんです。
最近は、建築物を目当てに弘前を訪れる観光客も少なくありません。
白い雪で覆われるこれからの季節、そういった建築物がライトアップされることで、より魅力的になっていきます。
2023年冬シーズンの、弘前市内のイルミネーションとライトアップ情報を集めてみました。
また、近郊市町村でも魅力的なイルミネーションがありますので、併せて紹介していきます。



弘前エレクトリカルファンタジー


引用:https://aomori-tourism.com/photos/detail_2050.html



弘前の冬の風物詩、エレクトリカルファンタジー。
城下町なのに洋館が多い弘前らしく、市内各所の建築物のライトアップと、イルミネーションが行われます。
主な開催エリアは次の3か所です。



弘前市役所前庭



前川國男の建築としても有名な、弘前市役所。
天空への階段のような特徴的な外観を持つ前川本館と、シンプルで力強い2階建ての前川新館。
そこに挟まれた、交差点に面したスペースが、イルミネーションで彩られます。
弘前城に近い場所であることから、高さを抑えて設計された市役所の重厚でモダンな外観を眺めつつ、華やかなイルミネーションを楽しめます。
弘前市役所から目と鼻の先、スターバックスコーヒー弘前公園前店に立ち寄って、温かい飲み物を手に見て歩きたいエリアです。



追手門広場



弘前市役所から信号を渡った先にある、弘前市立観光館前に広がるのが、追手門広場。
夏場はフリーマーケットなどで賑わう空間が、雪の季節にはイルミネーションで華やぎます。
また、広場の奥には2つの塔が印象的な洋館が建っています。
こちらは、旧弘前市立図書館
日中は館内も見学できますので、先に中を見てから夕方のイルミネーションを見るのもオススメです。
市役所前庭と交差点を挟んで向かい合っていますので、重なるような角度から撮影すると、より華やかですよ。



あずましろ〜ど



JR弘前駅の中央口と城東口を繋ぐ東西自由通路、愛称「あずましろ〜ど」にもイルミネーションが施されます。
通路の両側にあるガラス窓全体を華やかに彩るイルミネーションは、観光客だけでなく通勤通学で駅を利用する方々の目も楽しませてくれます。



弘前エレクトリカルファンタジー
○開催期間:2023年12月1日〜2024年2月29日
○点灯時間:
 ・弘前市役所前庭・追手門広場 日没〜21:00
 ・あずましろ〜ど 7:00〜24:30
○公式:・HP https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_winter_electricalfantasy



冬に咲くさくらライトアップ




降り積もる雪をさくら色に染める、幻想的なライトアップ・冬に咲くさくら
雪が積もれば積もるほど華やぎ、春の桜にも負けない美しさで年々人気を増しています。
こちらは弘前市ではなく、任意団体「冬に咲くさくらライトアップ実行委員会」が主体となって企画運営され、様々な工夫を凝らしながら続けられています。
真冬の寒空の下で桜が咲き誇るような、とても幻想的なライトアップですが、天候によっては着雪がなく淋しい状態に見えてしまうのが悩ましいところです。
暖冬の予報が出ていますが、クリスマス時期には満開=雪が積もることを願いたいですね。



冬に咲くさくらライトアップ
○会場:弘前公園外濠
○開催期間:2023年12月1日〜2024年2月29日
○点灯時間:日没〜21:00
○公式:HP https://hirosaki-fuyusakura.jimdofree.com/



★併せて読みたい★

【冬に咲くさくらライトアップ】弘前の冬に咲く満開の桜をご紹介!!



青森市灯りと紙のページェント


引用:https://aomori-tourism.com/photos/detail_49.html



青森市らしくねぶたの技法を使い、市民が製作に参加している和紙オブジェ「雪だるま〜る」が並ぶ、灯りと紙のイルミネーション。
真っ白な雪の世界に紙と光が創り出す、幻想的でどこか温かな世界は、雪国の冬を乗り越える元気をくれます。
2024年春の開業を目指し、現在駅ビル建設中の青森駅。
目の前の駅前広場はもちろん、隣接するA-FACTORYやねぶたの家ワ・ラッセ周辺、新たに整備されたあおもり駅前ビーチなどのベイエリアも温かな光で出迎えてくれますよ。
市民参加ならではの、オリジナリティ溢れる雪だるま〜るたちに、心もほっこりします。



灯りと紙のページェント
○会場:青森駅前広場・A-FACTORY・ねぶたの家ワ・ラッセ
○開催期間:2023年12月15日〜2024年2月4日
○点灯時間:16:00〜21:00
○公式:HP https://www.city.aomori.aomori.jp/kanko/bunka-sports-kanko/kankou/shiki-event/fuyu/07.html



~併せて楽しみたい~クリスマスマーケットinアスパム



青森駅から徒歩10分弱、青森県観光物産館アスパムでは、今年もクリスマスマーケットを開催します。
大きなクリスマスツリーや木製のヒュッテが並び、週末には花火も上がります。
雪国だからこそのクリスマスを楽しめるイベント、この時にしか味わえないもの、見られないものが盛り沢山です。
ベイエリアのイルミネーションを楽しみながら立ち寄ってみてはいかがでしょう。



CHRISTMAS MARKET in ASPAM
○会場:青森県観光物産館アスパム西側特設会場及び館内
○開催期間:2023年12月15日〜25日
○開催時間:平日 16:00〜20:30
      土日 11:00〜20:30
○公式:HP https://www.aomori-kanko.or.jp/aspam/christmas-market/



ひらかわイルミネーションプロムナード


引用:https://aomori-tourism.com/photos/detail_8006.html



色鮮やかな台湾提灯が所狭しと並ぶ、フォトジェニックなイベントと言えば、ひらかわイルミネーションプロムナード。
弘南鉄道弘南線平賀駅周辺で開催されるこちらのイベントは、とにかく華やか。
SNSにも数多くの写真が投稿され、ぜひ実物をと足を運ぶ人も増えました。

この季節ならではの美しさに圧倒され、魅了されるイルミネーションです。
平川市と友好都市である台湾・台中市との交流の一環として装飾に使用されている台湾提灯は、色とりどりで鮮やかです。
コロナ禍でも友好の灯を絶やさないという想いで、続けられてきました。

同様に、平川市とは友好親善都市である鹿児島県南九州市のイベントからヒントを得た「竹のキャンドル」は、優しく温かな光で包みます。
平賀駅から徒歩5分ほどの中央公園も、イルミネーションで別世界のように華やぎます。
周辺に駐車場もありますが、運転再開した弘南鉄道でお出かけしても、平賀駅から徒歩でゆっくり楽しめるエリアなのでオススメです



ひらかわイルミネーションプロムナード
○会場:平賀駅前広場・中央公園
○開催期間:2023年11月18日〜2024年2月14日
○点灯時間:16:30〜21:00
 ※ただし以下の日程のみ24:00まで点灯
  12月23日〜25日 12月31日 1月7日
○公式:HP https://hirakawa-kankou.com/2023/11/08/hirakawa-illumination-2023/



ヒカリノアゼミチ




田んぼアートで全国区の人気を誇る田舎館村。
そんな米どころらしいイルミネーションが、ヒカリノアゼミチです。
発光ダイオードを使って、稲穂を模したイルミネーションは、形が再現されているだけでなく、黄金色の収穫期を連想させる、まさに光の畦道。
また、村の子どもたちがデザインした光のオーナメントがきらめくクリスマスツリーも愛らしく、心温まるイルミネーションです。



ヒカリノアゼミチ
○会場:田舎館村中央公民館
○開催期間:2023年10月11日〜12月25日
○点灯時間:18:00〜21:00



雪国の冬を楽しむイベント



弘前市を中心に、津軽エリアで開催される冬のライトアップイベントを紹介しました。
今年は暖冬予報となっていますが、それでもやはり雪が積もり始めると、なんとなく気持ちが重くなったり、出不精になる方も増えていきます。
長く厳しい青森の冬、だからこそ外に出かけたい、雪を楽しみたいと思えるように、こうしたライトアップイベントが開催されています。
寒い時間帯になりますので、十分にまがなって(津軽弁で身支度するの意味)ぜひ楽しんでくださいね。



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