津軽の秋の一大イベント&見どころ6選!旬のりんごと併せて楽しみたい

津軽の秋は、りんごだけではありません。
弘前公園の菊と紅葉まつりだけでなく、絶景の紅葉スポットや風情あるクラフト展、美味しいイベントもありますよ。
今回は、まもなく訪れる津軽の秋を楽しむイベントを紹介していきます。
実りの秋、芸術の秋を津軽で楽しんでみませんか?
弘前だけでなく、近郊のまちの情報も併せてお届けします。

【菊と紅葉まつり】弘前公園で優雅に秋を愉しむ


引用:https://www.hirosaki-kanko.or.jp/flowerart/index.html



弘前城菊と紅葉まつり」(以下、菊と紅葉まつり)は、弘前の四季を彩る四大まつりのひとつです。
春のさくらまつり、夏のねぷたまつり、冬の雪燈籠まつりに比べて、地味な印象をお持ちの方もいるようです。

確かに、かつてはいわゆる菊人形がメインで、ステージ発表やお子さま向けのミニSL運行があるくらいでした。
しかし、近年の菊と紅葉まつりは、新しいアートやテクノロジーと融合した、とても魅力的な秋まつりなんです。

最近、いろいろな寺社仏閣でも実施されている花手水(はなちょうず)。
菊と紅葉まつりで設置されている花手水は、菊や秋の花々だけでなく、弘前らしさを出すために実すぐりりんごやねぷた絵も使っているのがポイント。
色とりどりの花手水が会場のあちこちに飾られて、巡るのが楽しくなります。

また、アーティストによる大型のフラワーアートは、立体的なだけでなく、季節感や願いを込めたモチーフで彩られ、繊細でありながらダイナミックな作品です。
更に、日が暮れるとフラワーアートとプロジェクションマッピングがコラボレーション。
太陽の下で見るのとは、全く違う姿を見せてくれます。
昼間だけでなく夜の紅葉まつりも、ぜひ堪能してくださいね。

〇イベント名:弘前城菊と紅葉まつり
〇会場:弘前公園(メイン会場・弘前城植物園) 青森県弘前市下白銀町1 
〇会期:2023年10月27日(金)〜2023年11月5日(日)
〇時間:9:00〜20:00
 ※植物園入園は19:30まで
 ※紅葉特別ライトアップ 16:00〜21:00
〇公式:HP https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_autumn_momiji



【ひろさきりんご収穫祭】りんごだらけの美味しいイベント



引用:https://twitter.com/hi_applepark/media



りんごの収穫期はとても長く、極早生種なら7月末から収穫が始まっています。
しかし、やはり最も収穫が多いのは、秋まっさかりの11月。
美味しいりんごがたくさん出回る季節に開催されるのが、「ひろさきりんご収穫祭」です。

そのままかぶりついても美味しいのはもちろんですが、アップルパイなどお菓子にして食べ比べたり、ジュースやシードルなど、りんご果汁を飲み比べる楽しみもあります。
また、りんごの枝を使ったクラフトや、りんごを模した雑貨のワークショップ、りんごモチーフの雑貨販売など、飲食以外の「りんご」もたくさん並びます。

会場となるりんご公園は、お子さま向けの遊具もありますし、りんごもぎ体験もできますから、小さなお子さまと一緒に、家族みんなで楽しめます。
実りの季節に感謝しながら、津軽ならではの贅沢なりんご三昧を満喫しませんか?

〇イベント名:ひろさきりんご収穫祭
〇会場:弘前市りんご公園 弘前市大字清水富田字寺沢125番地
〇会期:2023年11月3日(金・祝)~2023年11月5日(日)
〇時間:10:00〜15:00
〇公式:HP https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_autumn_apple



【津軽の食と産業まつり】食欲の秋を地産地消で楽しむ



引用:https://syoku-san.jp/



津軽で食欲の秋を満喫するイベントと言えば、迷うことなく名前が挙がる、「津軽の食と産業まつり」(以下、食産まつり)。
なんと、40年以上前から継続して開催されている、津軽エリア最大規模の物産展なんです。

広い広い弘前市運動公園に、所狭しと並ぶブースには、すぐその場で食べられるキッチンカーや、旬の野菜などが並んでいます。
試食させてくれるコーナーも多いので、それだけでお腹いっぱいなんて方も、ちらほら見かけますよ。

産業の分野では、伝統工芸品の販売や体験、津軽地区で新しい分野に挑戦している企業のブースなどが並びます。
日頃接点があまり無い地元企業の取り組みや、弘前で作られている製品に触れることができる、貴重な機会になっています。

また友好都市の紹介コーナーや、弘前のスポーツチーム、弘前アレッズ(野球)やブランデュー弘前(サッカー)によるスポーツ体験ゾーン、児童や学生によるステージ発表等もあり、気づけば1日中会場を歩き回ってしまいそうな大型イベントです。

会場となる運動公園は大きな駐車場がありますが、食産まつりの時は来場者がとにかく多いため、どうしても混雑してしまいます。
弘南鉄道弘南線の運動公園駅を利用すれば、渋滞知らずで会場に入れますので、ぜひ電車もご利用くださいね。

〇イベント名:津軽の食と産業まつり
〇会場:弘前運動公園 青森県弘前市下白銀町2-1
〇会期:2023年10月13日(金)〜2023年10月15日(日)
〇時間:9:00〜16:00
〇公式:HP https://syoku-san.jp/



【黒石こみせまつり】風情あるこみせの手しごと展



引用:https://kuroishi.or.jp/event/autumn/komisematuri_autumn



黒石と言えば、こみせ通り。
風雨に当たらないように、母屋の1階の高さに合わせてひさしを付けた「こみせ」は、私有地でありながら公共性も持つ、まちに暮らす人々への優しさを感じさせます。

木造で味わい深いこの「こみせ通り」を舞台に、県内外から多くのアーティストが集う黒石こみせまつり」。
津軽ならではのもの、伝統的なもの、新しいジャンルのもの、様々な手しごとの作品や、ワークショップなど様々な出店で賑わいます。
もちろん、通り沿いのいつものお店も営業しますし、県内外の美味しいものも大集合します。
どこか懐かしさを感じさせる空間になる、こみせまつり。
風情ある町並みでのイベントなので、和装でお出かけするのも素敵です。

しかし注意していただきたいのは、車での来場です。
こみせ界隈は道路幅も狭く、一方通行の道路も多数あります。
また、会場周辺駐車場にも、どうしても限りがあります。
渋滞したり、駐車場まで遠くなってしまう可能性もありますので、弘南鉄道弘南線をご利用いただくこともおすすめしますよ。

〇イベント名:黒石こみせまつり
〇会場:黒石市こみせ通り 黒石市中町・前町
〇会期:2023年9月9日(土)・2023年9月10日(日)
〇時間:10:00〜15:00
〇公式:HP https://kuroishi.or.jp/event/autumn/komisematuri_autumn



【中野もみじ山紅葉】ライトアップで広がる幻想的な世界




引用:https://kuroishi.or.jp/event/autumn/kawayuka



青森の小嵐山とも称される、黒石市中野もみじ山
1802年に、当時の弘前藩主・津軽寧親(つがるやすちか)公が、京都から百種以上の楓の苗を取り寄せ、この地に移植したのがはじまりだとされています。
園内には、坂上田村麿が蝦夷平定の際に建立したと伝えられる中野神社もあるんですよ。
日中はもちろん、ライトアップされる夕暮れからの景色は本当に息を呑む美しさです。

黒石市街から、十和田方面へ抜ける途中にある中野もみじ山。
紅葉狩りの後は周辺の板留・落合温泉郷や、温湯温泉郷などに立ち寄ったり、津軽伝承工芸館やこけし館と合わせて1日ゆっくりと黒石観光を楽しむのもおすすめです。

〇イベント名:中野もみじ山紅葉ライトアップ
〇会場:黒石市中野もみじ山 青森県黒石市南中野字不動舘27
〇会期:2023年10月20日(金)~2023年11月5日(日)
〇時間:16:30~21:00
〇公式:HP https://kuroishi.or.jp/sightseeing/nakanomomijiyama



【城ヶ倉大橋紅葉】大自然が織り成す圧倒的な美しさ



引用:https://sp.jorudan.co.jp/leaf/spot_J0150.html



津軽エリアで紅葉を楽しむなら、まずここと名前が挙がる城ヶ倉大橋
黒石市から八甲田へと抜ける途中、十和田八幡平国立公園内にあるこの大きな橋は、全長360メートルで、日本一の上路式アーチ橋です。
その大きな橋の上からの眺めは、一言で言えば、圧巻。
城ヶ倉渓流を眼下に見下ろすだけでも、めまいがしそうなほどですが、ぐるりと見渡せば雄大な八甲田の自然が飛び込んできます。

春夏秋冬、いつでも楽しめる城ヶ倉大橋ですが、やはり紅葉シーズンは別格です。
色づく木々が織り成す美しさと、人工物でありながら景色に溶け込むようなアーチを見せる城ヶ倉大橋。
ベストなタイミングを狙って、ぜひ一度は実際に目にしていただきたい絶景です。
なお、橋の途中で車を停めるのは大変危険ですので、両端にある駐車場をご利用くださいね。

〇イベント名:城ヶ倉大橋紅葉シーズン
〇場所:城ヶ倉大橋 青森県青森市荒川南荒川山
〇会期:10月中旬〜11月上旬(2022年は10/27〜11/3)
〇時間:いつでも通行可能
〇公式:HP https://kuroishi.or.jp/sightseeing/jougakura



まとめ


津軽の秋イベントや撮影スポットをご紹介しました。
近年の天候変化で、秋が短く感じられるようになりましたが、だからこそしっかり秋を楽しみたいですね。
紅葉については、自然相手のものなので今年はいつがベストな時期かは直前までわかりません。
ぜひ公式HPや気象情報など最新の情報を確認の上お出かけください。

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