土手町にある酒屋&スタンドバー 「degusta(デギュスタ)」。
様々なお酒と、チーズやナッツなどのおつまみを取り扱うお酒のセレクトショップです。
弘前市親方町にある「酒の柳田」の2号店として、下土手町にある土手町コミュニティパークの一角で営業しています。
店内にはスタンドバーも併設していて飲み比べもでき、0次会にもぴったり。
今回は、そんなデギュスタさんを紹介します。
お酒の専門店らしい珍しいお酒が豊富
お店に入ると、壁一面にお酒がずらり。
地元の日本酒から日本各地のクラフトビール、様々な国のワインと種類豊富です。
お酒の専門店ならではの、スーパーやコンビニでは見かけることのできないようなお酒を仕入れているそうです。
また、りんごジュースや、飲めるみりんといった商品も。
割合としてはワインが多いとのことですが、中でも店主の柳田篤志さんが推しているのはクラフトビールです。
クラフトビールとは、大手の工場で生産されるものとは違い、小規模な工房で醸造される個性的なビールを指します。
派手な香りのホップが効いたものが主流なんだとか。
もともと世界各国のものを仕入れていたそうですが、現在は国産のクラフトビールにこだわって仕入れているそうです。
通常のクラフトビールの他、フルーツサワー風のクラフトビールや、日本酒の製造技術を応用したクラフトビール風のお酒など、変わり種もあります。
クラフトビールファンの方は、ぜひ飲み比べしてみてはいかがでしょうか。
お酒に合う豊富なおつまみ
おつまみも、あまり青森県内では見かけない珍しいものが多く、気になるものばかり。
店主さん曰く、県内のコンビニやスーパー、他の酒屋さんではあまり取り扱わないような県外のローカル商品を中心に仕入れているとのこと。
チーズやナッツ、ベーコンや燻製類、スナックなど実に豊富なジャンルのおつまみがあります。
また、毎月2の付く日は「ナッツの日」として、ナッツ系のおつまみが1割引で購入できます。
お酒とのペアリングに迷った方は、店主さんに相談してみてください!
試飲・試食が楽しめるスタンドバー
デギュスタの大きな特徴のひとつ、スタンドバー。
店名である「degusta」はスペイン語で「試飲・試食」という意味。
店内併設のスタンドバーでは、お酒やおつまみを有料の試飲・試食のような形で楽しむことができます。
開店当初は文字通り試飲程度でしたが、年々規模が拡大。
お酒を気軽に味わえるカジュアルなバーに進化してきました。
メニューは「本日のクラフト生ビール」「本日のグラスワイン」「シェリー2種飲み比べ」などなど。
提供するお酒はどれも1週間程で変更となります。
1週間毎に新しい味を楽しむことができるため、お客さんの中には毎週いらっしゃる方もいるのだとか!
特におすすめ・人気なのは「本日のクラフト生ビール」。
工場直送の樽生クラフトビールを味わうことができます。
樽生のクラフトビールは新鮮で酵母が生きており、瓶のものよりもうまみが強いそうです。
樽生のものは家ではなかなか飲むことができないので、これは通いたくなってしまいますね。
また、おつまみはお店で販売しているものを選び、スタンドバーで食べることができます。
おすすめは国産のナチュラルチーズ。
日本ではあまりナチュラルチーズを食べる習慣がないですが、あえて置いてみたら好評だったとのこと。
クラフトビールを国産で揃えているということで、おつまみも国産で揃えています。
おつまみはもちろん、バーで提供しているお酒もお店で販売しているので、気に入った商品があれば買って帰ることができます。
スタンドバーは営業開始の11:00から利用できるので、平日飲みの0次会や、休日の昼飲みに利用する方が多いそうです。
弘前城からは徒歩10分程で、ねぷたの土手町運行コースは目の前にあるため、さくらまつり・ねぷたまつりの時期など、観光の合間に昼飲みで利用するのもおすすめですよ。
オリジナルコラボ商品も販売!
毎年販売の「豊盃 かかしラベル」
デギュスタでは、毎年4~5月頃、三浦酒造とのオリジナルコラボ商品「豊盃 かかしラベル」を販売しています。
三浦酒造さんとは、デギュスタの本店・酒の柳田の頃からお付き合いがあり、三浦酒造の主力商品「豊盃」とのコラボ商品を作るに至ったそうです。
桃色の瓶と、桜の花びらを散らしたようなラベルは、さくらまつりの季節にぴったり。
ラベルのみでなく、中身もオリジナルの豊盃です。
加熱処理なしの生酒のため、フレッシュな薄濁りになっており、口当たりなめらかなお酒です。
デギュスタでのみ購入可能で、また豊盃の薄濁りのお酒は珍しいため、毎年「豊盃 かかしラベル」を購入するために訪れる豊盃ファンの方もいるそうです。
4月初旬頃から販売開始ですが、今年はGWには完売してしまったそうで、お求めの際は早めの来店がおすすめです。
節目に販売した期間限定コラボ商品
デギュスタでは2022年の10周年記念の際に、他のコラボ商品も販売しました。
販売したのは、上記三浦酒造さんとのオリジナルコラボ「豊盃 あっさんブラージュ」と、東京都豊島区のブルワリー「NAMACHAん Brewing」とのオリジナルコラボビール「なまあつのクロヲノミナーIPA」。
どちらも店主さんの似顔絵や眼鏡が、ゆるっとかわいらしいイラストでラベルに描かれています。
こちらは現在購入することはできませんが、15周年、20周年を迎えたらまた何かコラボするかも!?とのこと。
お次はどんなお酒が販売されるのか楽しみですね!
今後もこの地で営業を続けていきたい
2022年に10周年を迎えたデギュスタ。
その間土手町コミュニティパークの店も大幅に変わり、10年前の開業当初から残る店は少なくなりましたが、繁華街に近いという立地を生かし今でも営業を続けています。
「ただ単にお酒を販売するだけではなく、どのような人がどのようなこだわりで作ったものなのか、思いも併せてお客さんに伝えられるように営業しています。
このようなスタイルは今後も保ちつつ、既存のお客さんを大切にしながら、より幅広いお客さんにもお酒の良さを知っていただきたいです。
お酒の販売やスタンドバーなどを通して、お客さんに、デギュスタに来るとなんか良いよね、楽しいよね、と思ってもらえたらとても嬉しいですね。」
店主・柳田さんに、そうお話していただきました。
お酒・おつまみを探しにデギュスタへ!
今回は、土手町コミュニティパーク内にある酒屋&クラフトバー「degusta」を紹介しました。
余談ですが、今回弘前Navi管理人が、店主さんにおすすめを伺いながら、クラフトビールとチーズを購入してみました。
ビールが苦手だけど飲めるようになりたい、と相談し提案いただいたのがサワーエール。
酸味が特徴のビールで、フルーツサワーのような味わいなんだとか。
サワーエールの中から、缶のデザインに惹かれRepubrewの「MARMALADE」という商品をいただきました。
ビールの味がしっかりとありながら、桃のようなフルーティーな風味があるので飲みやすく、ビール入門編としてぴったりでした!
お酒はまだサワーしか飲んだことが無い、という学生さんなどでも飲みやすいのではないでしょうか。
また、チーズは北海道・白糠酪恵舎の「スカモルツァ」をおすすめいただきました。
モッツアレラチーズの水分を抜いたようなチーズで、プレーン味とスモーク味があります。
癖がなくて食べやすく、ムチムチとした食感で食べ応えがあり、こちらもおいしくいただきました。
今回紹介した他にもたくさんのお酒・おつまみがありますので、お酒好きな方もまだお酒慣れしていないという方も、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
〇店名:degusta
〇場所:青森県弘前市土手町31 ごちそうプラザ 1F
〇電話:0172-88-7791
〇営業時間
・月曜日~土曜日 11:00~19:00
・日曜日・祝祭日 11:00~18:00
〇定休日:火曜日
〇公式
・HP https://yanagida-sake.jp/degusta.html
・Instagram https://www.instagram.com/degusta_degustagram