【初めてでも100倍楽しめる!】弘前ねぷたまつりの見どころ完全ガイド ~絵・囃子・楽しみ方を地元民が解説~

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掲載日:2026年7月13日

「今度初めて弘前ねぷたまつりに行くんだけど、どこを見れば楽しめるの?」


初めて弘前ねぷたを見る方から、こんな声をよく聞きます。
そして「ねぷたって全部同じに見えるけど、違いってあるの?」…という声も。



でも実は、それはとってももったいない!


鏡絵や見送り絵に込められた意味、団体ごとに異なる囃子や掛け声、曳き手たちの華麗な技術など、見どころを知っているだけで、ねぷたの楽しさは何倍にも広がります。


この記事では、地元民の筆者が弘前ねぷたを100倍楽しむための見方をわかりやすくご紹介!


一度知ると、「次はこの団体の囃子を聴いてみよう!」「今年は絵にも注目してみよう!」と、毎年ねぷたを見るのがもっと楽しみになるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!

そもそも弘前ねぷたとは?

弘前ねぷたまつりは、津軽地方に古くから伝わる「眠り流し」という行事を起源とする、約300年以上の歴史を持つ夏祭りです。


武者絵や美人画などが描かれた大きなねぷた(灯籠)を街中で運行し、「ヤーヤドー!」という勇ましい掛け声とともに、笛や太鼓、手振り鉦が響き渡る囃子で弘前の夏を彩ります。


実は、青森県には全国的に有名な「青森ねぶた」がありますが、県内のねぶた・ねぷたは地域によって形や見どころが大きく異なります。


  • 弘前市など:扇形の「扇ねぷた」が主流。団体によっては人形型の「組ねぷた」が運行されることもあります。

  • 青森市:立体的で迫力のある「人形ねぶた」が街を練り歩きます。

  • 五所川原市:高さ20mを超える巨大な「立佞武多(たちねぶた)」が見どころです。



同じ「ねぶた・ねぷた」と呼ばれていますが、それぞれ歴史や文化、運行方法、見どころが異なります。

その中でも弘前ねぷたは、勇壮な武者絵の美しさや扇ねぷたならではの繊細な絵柄、そして団体ごとに個性あふれる囃子を楽しめることが大きな魅力です。


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〈2026年最新〉ねぶた(ねぷた)には3種類ある!?2026年の日程とそれぞれの違い・特徴を分かりやすく解説! | 青森県弘前市観光サイト 弘前Navi

見どころ① まずはじっくり扇の形と絵を観察!

画像:弘前市


弘前ねぷたは、一つの大きな扇でできているように見えますが、実はそれぞれの場所に名前が付けられています。

  • 鏡絵…扇ねぷたの正面に描かれる武者絵。三国志や水滸伝、日本の武将などが題材となり、勇壮な「動」を表現しています。

  • 見送り絵…裏面に描かれる絵。美人画をはじめとした優雅な作品が多く、「静」を表現しています。

  • 袖絵…見送り絵を挟むように左右に描かれる絵。鏡絵や見送り絵と同じテーマで描かれることが多く、ねぷた全体の世界観をより豊かにしています。

  • 開き…鏡絵の下で広がる三角形の部分。鏡絵を支えるような位置にあり、牡丹などの華やかな花が描かれることが多い場所です。

  • 額絵…開きのさらに下にある台座部分。正面には「雲漢(うんかん)」の文字が書かれるのが一般的です。

  • …ねぷたの横側で、表と裏の絵をつなぐ部分。町名や団体名などが書かれています。


これらの名称を知っておくと、「どこにどんな絵が描かれているのかな?」と、これまでとは違った視点でねぷたを楽しめます。


見どころ② 絵全体の"世界観"にも注目!

ねぷたは、絵の美しさや迫力だけを楽しむものではありません。


実は弘前ねぷたでは、鏡絵・見送り絵・袖絵などに統一性(一連の流れ)を持たせることが評価の一つであり、伝統を受け継ぐための奨励事項ともされています。


例えば、中国の歴史や物語を題材にした作品であれば、『三国志』や『水滸伝』など中国の世界観で統一したり、日本の歴史を題材にした作品であれば、武将や合戦など日本の歴史や人物で統一したりするなど、一基全体で一つの物語が表現されています。


「このねぷたはどんな物語を表現しているんだろう?」
「見送り絵には、なぜこの人物が描かれているんだろう?」


そんな視点で眺めてみると、一基ごとの個性や絵師のこだわりがより伝わってくるはずです!


見どころ③ チームワークが光る運行の裏側にも注目!

ねぷたの主役は、絵だけではありません。
実は、運行そのものにも見どころがたくさんあります。


ねぷたの運行にはある程度、決まった隊形があります。


先頭では町名や団体名が書かれた高張提灯(たかはりちょうちん)や前灯籠が掲げられ、その後ろを一人持ち燈籠や、前ねぷたと呼ばれる小型のねぷたが進みます。
そしてその後ろに大型ねぷた(本ねぷた)が続き、最後尾では太鼓・笛・鉦による囃子が祭りを盛り上げます。


どの役割にも大切な意味があり、多くの人が力を合わせて一基のねぷたを運行しています。


特に注目したいのが、大型ねぷたを操る人たちです。


高さ約9mにもなる大型ねぷたは、一見すると綱を引いて動かしているだけのように見えますが、実際にはねぷたについた持ち手を大人数で操作しながら方向を調整し、電線や歩道との距離を確認しつつ慎重に運行しています。


交差点や人通りの多い場所では、息の合った連携で巨大なねぷたを滑らかに方向転換させる様子も見どころの一つ。


ぜひ絵だけでなく、ねぷたを支える人たちの動きにも注目してみてください!


見どころ④ 囃子を聴けば、ねぷたはもっと楽しい

ねぷたは、目だけでなく耳でも楽しめるお祭りです!


弘前ねぷたの囃子は、主に太鼓・笛・鉦(かね)で構成されています。
(※団体によっては鉦を使用しない場合もあります。)


力強い太鼓、伸びやかな笛の音色、軽やかな鉦の響きが重なり合うことで、弘前ねぷたならではの賑やかな雰囲気が生まれます。


※実は、囃子には3種類ある!

そして、お囃子はずっと同じ曲を演奏しているわけではありません。


ねぷたが進むときは「進行(すすめ)」、休憩中や目立つ場面では「休止(やすめ)」、運行を終えて戻るときは「戻り(もんどりこ)」と、場面によって演奏が変わります。


進行中には「ヤーヤドー!」という勇ましい掛け声が響き、団体によっては囃子のリズムに合わせて「おっ!」という威勢のよい声が入ることも。
そして運行を終えた帰り道には、「ねーぷたの もんどりこ ヤーレヤレ ヤーレヤー」…という独特の掛け声が町に響き渡ります。


また、同じ曲でも団体ごとにテンポやリズム、演奏の雰囲気はさまざま。


「この団体の囃子の雰囲気、好きだな。」
そんなお気に入りの音色を見つけながら歩いてみるのも、弘前ねぷたならではの楽しみ方です。


見どころ⑤ 子どもたちが受け継ぐ弘前ねぷた

大型ねぷたの迫力に目を奪われがちですが、ぜひ子どもたちの活躍にも注目してみてください。


団体によっては、大型ねぷたの前を子どもたちが曳く小型の前ねぷたや、金魚ねぷた、一人持ち燈籠などが先導します。


一生懸命にねぷたを曳いたり、燈籠を持って歩いたりする姿に、沿道から「頑張れ!」と温かい声援や拍手が送られることも。


実は、こうした子どもたちの参加には、弘前ねぷたの伝統を次の世代へ受け継ぐという大切な意味もあります。


迫力満点の大型ねぷただけでなく、地域のみんなで祭りをつくり上げる温かな雰囲気も、弘前ねぷたの魅力の一つです。


★補足:弘前ねぷたをもっと楽しむための豆知識! ★

① 観光客も参加できる団体がある!

実は、団体によっては観光客も運行に参加できる場合があります。


沿道から眺めるだけでなく、実際に曳き手としてねぷたを引いたり、祭りの一員として参加したりできるのは、とても貴重な体験です。
「せっかく弘前ねぷたへ行くなら参加してみたい!」という方は、事前に参加可能な団体をチェックしてみてください。


▶こちらから確認できます!
令和8年度自由参加ねぷた 受け入れ団体一覧表

② 雨でも開催!雨の日ならではの美しさも

「ねぷたって灯籠だけど、雨の日はどうなるの?」
そんな心配をする方も多いかもしれません。


弘前ねぷたまつり合同運行は、原則として雨天決行です。
(ただし、大雨・暴風・雷などの警報・注意報が発令された場合は、当日17時に運行の可否が判断されます。)


雨の日は、ねぷた全体を雨合羽のような大きな透明のビニールで覆って運行するため、幻想的な姿を見ることができます。
雨粒に光が反射して、晴れの日とはまた違った美しさを楽しめるのも魅力の一つ。


もちろん、足元が悪くなったり、傘で見えにくくなったりすることはありますが、雨の中を力強く進むねぷたには、晴れの日とは違う迫力があります。


ちなみに地元民の筆者は、雨の日のねぷたも大好きです!
雨が降ると「もう濡れてもいい!」という雰囲気になり、参加者も観客もいつも以上に熱気を帯びることがあります。


その一体感も、雨の日ならではの魅力だと感じています。


③ 少し早めに弘前へ来ると、もっと楽しめる

もし時間に余裕があるなら、祭りの数週間前~数日前に弘前を訪れるのもおすすめです。


祭りが近づくと、市内のあちこちから囃子の練習が聞こえ始め、ねぷたの組み立てや準備が進み、町全体が少しずつ祭り一色になっていきます。
「祭りが近づいてきたな」という空気を感じられるのは、この時期ならではの楽しみです。


そこまで早く来られない方は、ぜひ弘前駅前や弘前市民中央広場など、ねぷたが収納されている場所にも立ち寄ってみてください。


運行前の巨大なねぷたを間近で見ると、その大きさにきっと驚くはずです。
祭り当日だけでなく、その準備期間も含めて楽しめるのが、弘前ねぷたの魅力です。


④ 弘前だけじゃない!津軽の扇ねぷたも見比べてみよう

実は、扇ねぷたで運行するのは弘前だけではありません。
黒石市や平川市などでも扇ねぷたが運行され、それぞれの地域で異なる魅力があります。


弘前ねぷたは一基ずつじっくり鑑賞できる運行が魅力ですが、黒石ねぷたや平川ねぷたは、掛け声や観客との距離感など、それぞれ違った楽しみ方があります。


もし日程に余裕があれば、ぜひ複数のねぷたを見比べてみてください。
「同じねぷたまつりなのに、こんなに違うんだ!」
そんな発見が、きっと旅をもっと楽しくしてくれるはずです。


まとめ

津軽には、「じゃわめぐ」という言葉があります。


胸の奥がざわざわするような、心が高鳴るような…。
わくわくして落ち着かない、そんな気持ちを表す津軽弁です。


夜空に浮かび上がるねぷたの灯り、勇壮な武者絵。
身体の奥まで響く囃子と、「ヤーヤドー!」の力強い掛け声。
屋台から漂う香ばしい匂い、そして祭りを包み込む夏の熱気。


そのすべてが重なり合った瞬間、自然と胸が「じゃわめぐ」のです。
写真や動画では伝わりきらない、この高揚感。

今年の夏は、ぜひ弘前でしか味わえない"じゃわめぐ夏"を、体いっぱい感じてみてください!

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