【弘前れんが倉庫美術館】天候によって変化する景観と展示会に一見の価値あり!

歴史・文化

掲載日:2022年8月29日

写真: Naoya Hatakeyama


青森県弘前市。

自然が豊かな地域で人口は約17万人、多くの観光地があることから、観光都市として認知度が高く、国内外の観光客で賑わっています。


では青森県弘前市にはどのような観光スポットがあるのでしょうか。

例えば、藩政時代から弘前市の中央に雄大にそびえたち、現在では国の重要文化財に指定され、桜の名所として人気の高い弘前城。


弘前城の位置する弘前公園では現在、弘前さくらまつりの他にも菊と紅葉まつり、弘前城雪燈籠まつりなど各種お祭りが開催され、観光客からも親しまれています。

また夏になれば、弘前ねぷたと呼ばれるお祭りが開催され、三国志や戦国武将など迫力満点の山車が弘前市内を練り歩き、多くの観光客で賑わいます。

この他にも弘前市には、自然豊かな岩木山の麓にある岩木山神社や様々な効能を持つ温泉など様々な観光地がありますが、今回は2020年にオープンしたばかりの美術館について紹介したいと思います。


美術館の名前は「弘前れんが倉庫美術館」ですが、どのような展覧会を開催しているのでしょうか。

また「弘前れんが倉庫美術館」の見どころなど、まだ訪れてない方へ向けて色々と紹介していきたいと思います。 


明治・大正期の風情を残した美術館 

写真: Naoya Hatakeyama


「弘前れんが倉庫美術館」は明治・大正時代に建設された建物を改修して作られた美術館です。

現在「弘前れんが倉庫美術館」が建っている土地の歴史は古く、1880年代にまでさかのぼり、当初はリンゴ園が建設されていました。

その後、1900年代になると酒造工場として煉瓦造りの建物が建設されました。

第二次世界大戦後、朝日シードル株式会社がシードル事業を開業するにあたり、この酒造工場がシードルを製造する工場として生まれ変わります。

朝日シードル株式会社からニッカウヰスキー株式会社へと事業が引き継がれた後、シードルの製造は弘前市内の別の場所にできた新しい工場に移りました。

その後倉庫は政府のお米の保存場所として活用されていましたが、れんが倉庫を活用しようとする動きが1990年代末に起こり、平成に入ると各種イベントなどを開催するようになりました。

そして2000年代になると、現代美術作家の奈良美智氏が煉瓦倉庫で三度にわたり展覧会を開催したことが大きなきっかけとなり、弘前市が倉庫の土地と建物を取得し、美術館として整備されることが決定。

その後2018年から残せるところはできるだけ残しながら改修工事を実施しました。

そして約二年の歳月をかけて、2020年に「弘前れんが倉庫美術館」としてオープンすることになります。

「弘前れんが倉庫美術館」の建築設計はエストニア国立博物館の設計やとらやパリ店などを手掛けた田根剛氏が担当しています。


「弘前れんが倉庫美術館」の見どころは時間や天候によって見え方が変化する「シールド・ゴールド」の屋根です。

例えば晴天時の日中ですと、空の青色を映した色に変化し、夕方の時間帯になると赤みがかった金色へと変わります。

更に夜間の時間帯になると建物がライトアップ。

このように「弘前れんが倉庫美術館」は多くの観光客の方を魅了する仕掛けを施していますので、ぜひ弘前へ訪れた際は一度足を運んでみてください。 


弘前れんが倉庫美術館のミッションとは

写真:小山田邦哉


2020年にオープンし、多くの観光客が訪れている「弘前れんが倉庫美術館」。

「弘前れんが倉庫美術館」はいったいどのようなミッションのもとに作られたのでしょうか。

「弘前れんが倉庫美術館」の目的は3つあります。


まず1つ目に建築の記憶の継承と新たな空間体験の創出です。

こちらの目的には、明治・大正時代に作られた煉瓦倉庫を未来に伝え、作品展示を通して新たな体験を提供していくという意味合いがあります。

一例として、先ほども紹介した通り、屋根をシードルの金色から着想を得たデザインにしたり、国内外の現代アーティストによる作品を展示したりしています。


そして2つ目の目的は地域の新たな可能性の開発と歴史の再生です。

弘前や東北地方の歴史や文化と向き合う作品を展示するほか、館内には郷土や展示に関連する約2600冊の本が閲覧できるライブラリーを設置。

こちらのライブラリーは無料で、どなたでも利用できます。


3つ目の目的は異なる価値観の共有と開かれた感性の育成です。

「弘前れんが倉庫美術館」では現代美術の展覧会やさまざまなイベントを開催し、新しい出会いや交流などを促しつつ、人々に対して感性を育んでほしいとの思いがあります。

この3つの目的を元に運営されている「弘前れんが倉庫美術館」ですが、どのようなプログラムが開催されているのかについて、紹介していきましょう。 


現代美術アーティストによる展覧会

写真:小山田邦哉


※こちらで紹介している展覧会は終了しております。

 現在の展覧会の詳細はこちらからどうぞ。

 >https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions


「弘前れんが倉庫美術館」では現在活躍している現代アートの方々の展覧会を開催していますが、一体どのような展覧会を開催しているのでしょうか。

4/27時点での「弘前れんが倉庫美術館」では、フランス・パリと京都を拠点に活動するアーティスト・作曲家である池田亮司氏の個展を開催。

こちらの展覧会では美術館の建築空間に合わせて、映像・音響を駆使した作品が展示されています。

展覧会の他にもワークショップや弘前市にゆかりのある方のトークイベントなど様々なイベントを開催している「弘前れんが倉庫美術館」。

ぜひ弘前を訪れた際には「弘前れんが倉庫美術館」へ足を運んで、現代アートや上記で紹介したイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。 


展覧会の期間限定メニュー

写真: Naoya Hatakeyama


※こちらのメニューは現在提供を終了しております。

 現在の期間限定メニュー・コラボメニューの詳細はこちらからどうぞ。

 >https://www.hirosaki-moca.jp/cafe-shop


「弘前れんが倉庫美術館」では展覧会の開催に合わせて、カフェ・ショップで関連グッズや期間限定メニューを揃えています。

2022年4月16日から開催していた「池田亮司展」の期間限定メニューは、美術館に隣接する「CAFE & RESTAURANT BRICK」で楽しむことができました。


メニューの名前は「リゾット モノクローム」。

「リゾット モノクローム」は青森県産の玄米を使い、ブルーチーズの塩気にりんごの食感と甘みがアクセントになったリゾットです。

竹炭を混ぜたパルミジャーノチーズのクリスプ、エスプレッソと青森県産のゴボウを使って香り付けしたバルサミコ酢のソースが添えられています。

このように「弘前れんが倉庫美術館」で展覧会が開催されている期間中は、CAFE & RESTAURANT BRICKで限定メニューが提供されていますので、気になる方は作品を鑑賞した後に召し上がってみてはいかがでしょうか。 

まとめ

写真: Naoya Hatakeyama


今回は青森県弘前市にある「弘前れんが倉庫美術館」について色々と紹介してきました。

余談ですが、「弘前れんが倉庫美術館」に隣接しているCAFE & RESTAURANT BRICKではおいしいアップルパイなども提供していますので、美術館の帰りに気になる方は立ち寄って、召し上がってみてはいかがでしょうか。


更にmuseum shop HIROSAKI MOCAでは「弘前れんが倉庫美術館」オリジナルアイテムに加え、展覧会のコラボ商品を購入することができます。

こちらにもぜひお立ち寄りください。

次回も青森県弘前市にある観光スポットや飲食店など、皆様が知らない情報を紹介していきますので、ぜひお楽しみに。


施設名

弘前れんが倉庫美術館

場所

〒036-8188 青森県弘前市吉野町2-1

営業時間

9:00~17:00

定休日

火曜日、年末年始

電話

0172-32-8950

公式

・HP https://www.hirosaki-moca.jp/
・Instagram https://www.instagram.com/hirosaki_moca/

その他

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