【カレー&コーヒーかわしま】50年以上愛され続ける絶品カレー!

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カレーブームや激辛ブームなどにより個人店から大手チェーン店に至るまで、弘前でも美味しいカレーを食べられる店を多く見かけるようになりました。 
その中でも「弘前でカレーといえばかわしま」、地元民の間でそう言われるほどは有名な老舗カレー専門店「カレー&コーヒー かわしま」。
お昼時になれば、カウンターからテーブル席まで満席になるほどの人気店であり、その味は老若男女問わず愛され続け、県外からこのカレーを目当てに来るお客さんも多くいらっしゃいます。 
そんな弘前の老舗カレー専門店「カレー&コーヒー かわしま」の魅力をご紹介します。 

50年間変わらない美味しさ 



2023年2月に50周年を迎えた同店。 
1973年に店主の川嶋毅さんが25歳の時、お母様と一緒に開業し、現在では奥様と、息子さんの貴裕さんの3人で経営しています。 

そこで提供されているカレーはなんと50年間ほぼ同じ作り方。 
特別な材料や隠し味などは使用しておらず、その代わりに3日間かけて調理・熟成させる作り方で、他のお店では味わうことができない濃厚でコクの深い「かわしまのカレー」を提供し続けています。 

メニューのカレーはすべてポークカレー。 
不思議なことにトッピングも含めて鶏肉が一切使われていません。 
理由は川嶋さんが「鶏肉が苦手で、見るのも触るのも嫌だから。」なんだとか! 

開業当時の土手町は学生が多い街であったため、初めは学生さんをメインターゲットに、安くボリューム重視にしていたそうです。 
しかし現在ではその学生が大人になって子供を連れてきたり、さらに孫を連れてきたりと、老若男女から愛される名店となりました。 

またボリュームやトッピングの大きさが年々大きくなっているそうで、成人男性でも普通盛でお腹がいっぱいになるほど。 
「お客様に満足してもらいたい」という川嶋さんのホスピタリティや人柄の良さが感じられます。 

誰でも美味しく食べてもらうために、あえて辛くしない 



甘さとコクが際立つカレーは不思議と癖になる味で、何度か通ううちに「そろそろかわしまのカレー食べようかな。」と思ってしまうほど中毒性があります。 
また最近では激辛ブームなどによって、スパイシーで辛いカレーも増えてきましたが、ここのカレーは全く辛くありません。 
辛くしていない理由について、息子の貴裕さんは「小さな子供でも食べられるようにするため」と語っていました。 

またカレーは辛くすればするほど、そのカレー本来の味が感じにくくなり、その分味付けも濃くする必要があるそうで、味が濃くなることで食べづらいカレーになってしまいます。 
辛くないマイルドなカレーにすることで、子供からご高齢の方、辛いものが苦手な方、どんな人でも美味しく食べることができ、だからこそ長年愛され続けている理由の1つとなっています。 
ちなみに「hotカレー」と、さらに辛い「W(ダブル)hotカレー」という辛いカレーもあるので、辛くてスパイシーなカレーの方が好きだという人にはこちらがオススメです。 

多彩なトッピングメニュー 



カレールーは1種類ですが、トッピングメニューがとにかく豊富。 
揚げたてのジューシーなとんかつが乗った「カツカレー」、大量のエビが入った「シュリンプカレー」などが人気ですが、その他にも目を引くメニューがたくさんあり、どれにしようか…と5分、10分悩んでしまうほど。 
また普通の「カレーライス」には、他のお店では見たことがないくらい巨大で角煮のようにゴロゴロとしたお肉がいっぱいトッピングされており、こちらもお店の名物となっています。 

その中で著者おすすめのメニューは「チーズフライカレー」! 
カレーのトッピングとしては珍しいチーズフライですが、川嶋さんが若い頃に東京の居酒屋で提供されていたチーズフライを参考に考案されました。 
使用しているチーズはカレーとの相性を考えてオランダ産のゴーダチーズ。 
揚げたてのトロトロで癖の少ないチーズと、サクサクな衣が、甘くてコク深いカレーとベストマッチ。 
何度もリピートしてしまう味です。 

その他にも幻の期間限定メニューや、知る人ぞ知る裏メニューなどもあるそうで、何度も通うことで新しい発見があるかも。 
またInstagramにもお得な情報やメニューを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。 

定番のお供と、異色の「紅ショウガ」 



カレーを注文すると、お供として定番のらっきょと福神漬けの他に、紅ショウガが運ばれてきます。
「え?!カレーに紅ショウガ?」と思ってしまいますが、この紅ショウガのピリッとした辛さと酸味が、マイルドな辛さのカレーと絶妙にマッチ。 

どうしてカレーのお供に紅ショウガを提供するようになったのか。 
開業当時の弘前では「紅ショウガ稲荷」など紅ショウガを使用した料理が流行っていたそうで、そのアイディアからお供として紅ショウガを提供し始めました。 
その名残と、またカレーとの相性も良かったため、今でも提供し続けているそうです。 
また3種のお供はおかわり自由なのも嬉しいですね。

 

昔ながらのサイフォン式コーヒー 



最近はハンドドリップやコーヒーメーカーで提供しているお店が多い中、かわしまでは開業から変わらず「サイフォン式コーヒー」を提供しています。 
カウンターに設置された大きなサイフォン式コーヒーメーカー。 
その大きな特徴は抽出工程を目と耳で楽しめること。 
ポコポコとお湯が沸き上がり、温められたお湯が上のフラスコに徐々に溜まっていく光景は、まるで理科の実験を見ているかのよう。 

サイフォンで淹れたコーヒーは日本人好みの角が取れたまろやかな味と風味となるため、カレーを食べ終わった後にふさわしい一杯です。 
店内からは風情ある土手町を眺めることができ、今ではなかなか飲むことができないサイフォン式コーヒーを飲みながら、食後まで優雅な気分に浸ることができます。 

この味を守り続けていきたい 



これまで50年間、「弘前でカレーと言ったら、かわしまのカレー」と言われるほどの味を提供し続けている川嶋さんですが、息子の貴裕さんは「できるだけこの味をずっと提供続けていきたい。自分もそうだし、できれば自分の息子にもこの味を受け継いでほしい。」と語ります。 

今年で50周年を迎える同店。
次の目標は100年だと貴裕さんは笑いながら話されていました。 
50周年を迎えた当初はカレーうどんを期間限定で提供しており、節目節目に限定メニューも出しているそうです。 
またお客さんから要望や企画提案があれば、可能な限り答えていきたいとのことでした。 
もしかしたらあなたのアイディアが採用されるかもしれません!

まとめ 



弘前を代表する名店「カレー&コーヒー かわしま」は、50年間変わらない味を提供し続け、世代を問わず愛され続けています。 
またレトロな雰囲気の店内や、窓から見える風情ある土手町の街並みを楽しみながら食べるカレーやコーヒーは格別であり、食べに来た人に特別な時間を提供してくれます。 
弘前で有名な店に行きたいという方や、美味しいカレーが食べたいという方には、ぜひおすすめしたいお店です。


 

〇店名:カレー&コーヒーかわしま 
〇場所:青森県弘前市土手町136 
〇電話:0172-34-8800 
〇営業時間 :11:00~18:00(LO17:30) 
 ※カレーが無くなり次第終了 
〇定休日:木曜日 
〇公式
 ・Instagram https://www.instagram.com/kawashima.curry/
 ・Facebook https://www.facebook.com/curry.coffee.kawashima/



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