今回は、豊富なお土産を取り揃え、伝統工芸体験や郷土料理も一挙に楽しむことが出来る施設、「津軽藩ねぷた村」を紹介します。
もちろん名前にもある通り、ねぷたを間近で見ることも出来ます。
どのような施設なのか、詳しく見ていきましょう。
観光客や地元の人々が津軽文化を見て・聞いて・楽しく学べる津軽藩ねぷた村
弘前公園近くにある津軽藩ねぷた村。
弘前市の伝統的なお祭りであるねぷたや、津軽地方の文化を県外の人々や地元の人々に知ってもらいたいとの思いからできた観光地です。
そのためこちらの施設では訪れた人々へねぷたや津軽の文化を感じてもらうため、様々な展示物体験ができます。
地元の小学生・中学生、修学生が津軽藩ねぷた村を訪れて、津軽地方の文化を学びに来ているそうです。
更に外国からいらっしゃるインバウンド観光客に対して、津軽ねぷた村を知ってもらうため、英語・中国語〈繁体・簡体〉・フランス語・ドイツ語・スペイン語・韓国語・タイ語など表記したパンフレットを用意したり、津軽藩ねぷた村で勤務している従業員の方がマニュアルを用いて弘前ねぷたの説明をしたりしています。
このように津軽藩ねぷた村ではねぷた祭りや津軽地方の文化を楽しんでもらうように工夫を凝らしていますが、どのような展示物や体験イベントが行われているのでしょうか。
ここからは津軽藩ねぷた村で展示物や体験などのオススメについて、津軽藩ねぷた村で働いている方へお話を聞きましたので、いくつか紹介していきたいと思います。
津軽藩ねぷた村のオススメスポットその1:ねぷた祭りで使われたダイナミックな山車と太鼓
弘前市で開催される夏のねぷた祭りでは、主に、戦国時代の武将や水滸伝の登場人物、中国三国時代の武将などの絵が描かれた扇方の山車が町中を練り歩きます。
津軽藩ねぷた村では、夏のねぷた祭りに使用される等身大の山車が展示されています。
施設内の弘前ねぷたの館では、大迫力の等身大ねぷたが来場者の方を出迎えてくれます。
弘前ねぷたの館に展示されている山車は、水滸伝に登場する黒旋風(こくせんぷう)・李逵(りき)や、三国志の劉備の奥さん・孫尚香(そんしょうこう)が描かれたもの。
更に津軽藩ねぷた村では来場者の方がバチをもってねぷた祭りで使用している太鼓を実際に叩くことができます。
展示されている山車はとてもダイナミックで、ねぷた祭りで使用していた太鼓も叩ける事から、ねぷた祭りの雰囲気を楽しめると評判の高いスポットです。
また施設内のねぷたの間「ヤーヤ堂」ではねぷたの歴史や由来について色々と知ることができ、こちらの名前になっている「ヤーヤ堂〈ドー〉」の意味についても理解できます。
ねぷた祭りについて見て楽しむ・知って楽しめる津軽藩ねぷた村のおすすめスポットの一つですので、ぜひご覧ください。
津軽藩ねぷた村のおすすめスポットその2:津軽三味線の生演奏
津軽藩ねぷた村のおすすめスポットその2は、津軽地方の文化の一つ津軽三味線の生演奏です。
ねぷた祭りで使用されていた等身大の山車をバックに、 50分ごとに様々な方が津軽三味線を来場者の前で生演奏。
ダイナミックな津軽三味線の演奏は一見の価値ありで、代表的な演奏曲の津軽じょんがら節や、家族連れのお子様を飽きさせないようにアンパンマンマーチなどを演奏する奏者もいます。
こちらの津軽三味線の生演奏も大人気で津軽藩ねぷた村のおすすめのイベントの一つです。
津軽藩ねぷた村のおすすめスポットその3:津軽文化を体験できる民工芸
津軽地方は様々な伝統工芸があります。
例えば、江戸時代から作られている津軽凧や明治時代から受け継がれてきた津軽こけしなどがあります。
これらの伝統工芸を津軽藩ねぷた村では、職人さんが作っている姿を見ることができます。
更に津軽藩ねぷた村では、実際に伝統工芸品を職人さんと一緒に来場者の方が作ることも可能です。
体験できる具体的な内容は、上記で挙げた津軽凧や津軽こけしへの絵付けや、吊りこまと呼ばれる独楽にオリジナルの絵を描くといった内容で、オリジナルな伝統工芸品を作成できます。
このようにできたオリジナルの伝統工芸品はお持ち帰りでき、多くの来場者の方から高評価を得ています。
津軽ねぷた村のおすすめスポット番外編:歴史の風情を感じる展示物
ここからは津軽ねぷた村のおすすめスポット番外編として、隠れた人気スポットを2つ紹介したいと思います。
番外編おすすめスポットの一つ目は、国の登録記念物に指定されている日本庭園「揚亀園(ようきえん)」です。
こちらの庭園は「大石武学流」と呼ばれる津軽地方の伝統的な庭園様式によってつくられた庭園で、岩木山から用いた岩木石を色々な場所に設置。
更にこちらの「揚亀園」には弘前市指定文化財として認定されている「揚亀庵(ようきあん)」と呼ばれる茶室が併設。
こちらの茶室とあわせて見学するのがおすすめです。
ゆったりとした雰囲気を感じつつも歴史の趣を楽しめる空間として、人気を博しています。
津軽藩ねぷた村オススメ番外編:絶品津軽の郷土料理・貝焼きとけのう汁
津軽藩ねぷた村のオススメ番外編その2は、津軽藩ねぷた村館内にある旨米屋と呼ばれるお食事処です。
旨米屋では色々な郷土料理を楽しめます。
津軽藩ねぷた村のオススメは、貝焼きけの汁定食〈1,320円(税込)〉です。
こちらの貝焼きけの汁定食には津軽地方で採れたホタテを使用し、味噌で煮付けた後に、出汁に溶き卵を混ぜ合わせたとってもおいしい一品です。
更にけの汁はだいこん・ゴボウなどの野菜類の他に、山菜類などを入れて醤油と味噌で味付け足した汁物。
こちらのけの汁と貝焼きに舌鼓を打ちつつ、鉄釜で炊き上げたふっくらご飯と一緒に召し上がると得も言われぬ満足感を得られることでしょう。
ぜひ津軽藩ねぷた村を訪れた際はこちらの旨米屋をぜひ訪れてください。
津軽藩ねぷた村の人気のお土産品と言えば、清水森ナンバ!!
青森県弘前市と言えばリンゴの名産地として知られ、リンゴを使ったお菓子のお土産品が多くあります。
もちろん津軽藩ねぷた村にも、アップルパイやアップルパイスナックなどリンゴを使ったお菓子のお土産品があります。
しかし津軽藩ねぷた村のオススメのお土産品は「清水森ナンバ」です。
「ナンバ」は津軽地方でとうがらしを意味する、歴史のあるとうがらしです。
「清水森ナンバ」の歴史は古く400年以上も前から存在し、津軽藩の初代藩主・津軽為信(つがるためのぶ)が京都から持ち帰ったことがきっかけで広がったとされています。
そして津軽為信が持ち帰った「ナンバ」は、現在の弘前市清水森地区で盛んに育成されていったことから「清水森ナンバ」と命名されたんだとか。
津軽藩ねぷた村では「清水森ナンバ」の一味唐辛子や一升漬が販売されていますので、お土産品として購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は青森県弘前市にある津軽藩ねぷた村について紹介しました。
余談ですが、津軽藩ねぷた村では毎年2月22日の猫の日にちなんで、猫の可愛らしいねぷた「津軽招き猫ねぷた」を販売するそうです。
気になる方はぜひ津軽ねぷた村で購入してみてはいかがでしょうか。
次回もまた青森県弘前市にちなんだオススメのスポットや隠れた名店などをピックアップしていきますので、お楽しみに。
〇店名:津軽藩ねぷた村
〇場所:青森県弘前市亀甲町61
〇電話:0172‐39‐1511
〇営業時間:見学・体験エリア・ショッピングエリア 9:00~17:00
お食事処・旨米屋 11:00~15:00
〇定休日:年中無休
〇公式:HP http://neputamura.com/
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