今回ご紹介するのは、「Bar&Food黒い月」。
繁華街の鍛冶町から近く、落ち着いた雰囲気があり、お酒にも食べ物にも、女性オーナーのこだわりが満載のバーです。
ご当地アイドル・りんご娘の「LOVE & SOLDIER」のMVの舞台となったことでも知られています。
今や全国的にも有名な王林さんが在籍していた頃のりんご娘のMVで、ファンが聖地巡礼で訪れ、撮影に使用された席に座って楽しんでいるのだとか。
店名 | Bar&Food黒い月 |
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場所 | 〒036ー8191 |
営業時間 | 18:00~26:00(L.O. 25:30) |
定休日 | 月曜日 |
電話 | |
公式 | ・Instagram https://www.instagram.com/kuroitsuki19/ |
その他 | - |
看板が気になり、ふらっと入ってしまいます

バーというと、初めて訪れた場所では、なかなか入りにくいかもしれませんが、お洒落な看板を見ると、つい入ってみたくなります。
階段を上ってドアを開けると、広い店内にはカウンター席のほかに、テーブル席やソファー席があります。
席の間が広いので、ゆったりとくつろぐことができますね。

店主さんもスタッフも女性。
優しく迎えてくれます。
若い女性客も多いのだとか。
店名の黒い月は、日本語でわかりやすいようにつけたそうです。
シードルを飲んでみましょう

お酒のメニュー、たくさんありますね。
カクテルの種類も豊富だし、ウィスキーも揃っていますが、弘前に来たのならシードルを飲んでみましょう。
シードルとはフランス語で、りんごの果汁を発酵させて作ったお酒です。
りんごの生産量が日本一の弘前市では、りんごを使ったシードルの生産も盛んです。
実は、日本で初めてシードルを生産・販売したのは弘前市なのです。
黒い月には4種のシードルが置いてあります。
ボトルでの提供のみなので、飲みきってしまえる2種類のシードルを紹介します。
NIKKA 弘前生シードル ドライ
日本で初めて作られたシードルの流れを汲む1品。
すっきりとした飲み口。
熱を加えていないので、りんごそのものの味が楽しめます。
TEKIKAKA CIDRE テキカカシードル
テキカカとは、摘果りんご(未熟なりんご)を主原料としたシードルです。
本来であれば、捨てられてしまうりんごを使うことで、SDGSにもなり、未成熟りんごならではの渋みや酸味があります。
どちらもアルコール分は5%。
他の2種のシードルも、りんごのうま味がぎゅっと詰まっています。
飲んで気に入ったもの、飲めなかったもの、お土産にするのはいかがですか?
弘前といえば桜とりんご

桜の花びらを使ったドリンクもあります。
桜メニューは桜の季節に。
夏にはメロン、冬にはりんごを使ったドリンクが登場します。

今回は、りんごを使ったブロンシュネージュをいただきました。
ブロンシュネージュとは、フランス語で白雪姫のこと。
ウォッカに温めたりんごジュースを注ぎ、雪のようなホイップクリームとシナモンをのせます。
お酒が苦手な人は、ウォッカを少なめにしてもらえますよ。
アップルパイを飲んでいるようで、ほっこり幸せな気持ちになります。
食べ物も充実しています
店名に、Bar&Foodとあるように、フードメニューにもこだわりがあります。
石川の赤いウィンナー

ぱっと目についたのが、石川の赤いウィンナー。
実は、弘前市民のソウルフードなのです。
「石川ハム商会」さんが昭和36年頃に創業して以来、作り続けています。
特徴は、スモークしてあること。
柔らかい食感ですが、噛むと肉のうま味がじわじわ広がります。
一度にたくさん製造できないため、弘前でないと食べることができません。
シードルのおつまみにおすすめです。
りんごとバゲットのハニーバター焼き

ちょっと甘いものが食べたい時には、これがおすすめ。
はちみつとバターがしみ込んだバゲットの上に、薄切りにしたりんごがたくさんのっています。
熱々を食べると、りんごのシャキシャキとした歯ごたえと、甘くてカリッとしたバゲットが、口の中で美味しいハーモニーを奏でます。
ヒラメとしいたけのアヒージョ
青森県は、海の幸も豊富です。
黒い月さんでは、県産の旬の魚を使ったメニューを提供しています。
これはお腹がいっぱいになってしまって食べられなかったので、次こそは!
郷土料理もおすすめですが

旅に出れば、そこの郷土料理が食べたくなりますよね。
夕食を楽しんだあとは、Bar&Food黒い月で、弘前での旅をゆっくり思い返してみてください。
旅の思い出が深まること間違いなしです。