【喫茶室baton】昭和モダンな雰囲気がお洒落な喫茶店をご紹介

カフェ・スイーツ

掲載日:2024年4月9日

青森県弘前市、弘前公園のすぐそばに、昭和モダンな雰囲気を楽しめるお洒落な喫茶店があります。

その名も「喫茶室baton」

今回はオーナーのお話とともに、「喫茶室baton」の魅力をご紹介します。


店名

喫茶室baton

場所

〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1-6

営業時間

11:00〜17:00

定休日

第3月曜日(祝日の場合は翌日)

電話

0172-88-8928

公式

・HP https://www.city.hirosaki.aomori.jp/shiminkaikan/baton.html
・Instagram https://www.instagram.com/cafe_baton/

その他

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昭和期の重厚さを感じさせる店内




喫茶室batonは、弘前市民会館の2階にあるカフェです。

この市民会館は日本近代建築の巨匠・前川國男が手掛けた建築のひとつ。

中に入ると、竣工当時の昭和期の重厚さを感じます。

そのため、店内も、いわゆる純喫茶の落ち着いた雰囲気とはひと味違い、昭和のレストランを思わせる特別な雰囲気に包まれています。



おすすめメニューは?マスターに聞きました


喫茶室batonでは、コーヒーやデザート、ランチメニューなど、約40種類もの幅広い料理が提供されています。

今回はその中でも、オーナーとっておきのおすすめメニューをご紹介!


マスターのナポリタン、ふたたび。





まずご紹介するのは「ナポリタン」〈1,265円(税込)〉
オーナーがこだわり抜いたオリジナルのレシピで作られています。


オーナー曰く

「私は昔ながらのトマトの酸味が効いたナポリタンが好きではなかったんです。

そこで、トマトやケチャップの酸味を抑えて野菜の旨味やベーコンの甘みで焼き上げる、今のナポリタンのレシピを考案しました。

これはよく、友人にも振舞っていたんですよ。」


オーナーはかつて別の店舗を経営しており、そこでこのナポリタンを提供していたのだそうです。


オーナーのナポリタンは知る人ぞ知る逸品で、喫茶室batonで提供する現在も、かつてのファンが来店することもあるんだとか……。


そして、今もなお、新規のリピーターが増えているそうです。

あなたもオーナーのナポリタンを食べればファンになること間違いなしです!


長い年月をかけて完成。思い出のデミグラスソース



続いておすすめしたいのが、デミグラスソースを用いた料理
オーナー曰く、このデミグラスソースは長い年月をかけて完成させたのだそうです。

「デミグラスソースのアイディアは学生時代に通った神戸の洋食屋がきっかけです。

現在その洋食屋はもうありませんが、そこのお店のビーフシチューが忘れられず、記憶を頼りに、何度も試行錯誤を重ねました。

そして現在のデミグラスソースのレシピにたどりつきました。

最初にこのデミグラスソースを使って考案したのはハヤシライスです。

現在では牛頬肉のビーフシチューも提供しており、多くのお客様に喜んでいただいております。」



「ハヤシライス」〈1,540円(税込)〉はデミグラスソースの豊かな風味を堪能できる一品。
口へ運ぶと牛肉の深い旨み、野菜の甘み・香りが口いっぱいに広がります。

「ビーフシチュー」〈1,650円(税込)〉は、しっかりとした口当たりの牛ほほ肉と、丁寧に仕上げられたデミグラスソースが絶妙な調和を奏でる逸品です。
煮込んで柔らかくほぐれた肉と濃厚なソースが、至福のひとときをもたらします。

あなたもぜひ一度、オーナーの情熱が込められたデミグラスソースを召し上がってみてください。



ステンドグラスがモチーフ!爽やかなデザート




喫茶室batonの魅力のひとつは、吹き抜けから、宙に浮かぶ美しいステンドグラスを眺められること。

このステンドグラスは、弘前市出身の洋画家・佐野ぬい氏の作品「青の時間」がモチーフで、喫茶室batonではこの作品から着想したデザートも提供されています。

その名も「5色のゼリーポンチ青の時間」〈715円(税込)〉
サイダーの中に色鮮やかな果物ゼリーがころんと浮かぶ、爽やかで可愛らしいデザートです。

夏にステンドグラスを眺めながら味わいたい一品ですね。



こだわりのシングルオリジンコーヒーも忘れずに




実は、喫茶室batonの前身は、珈琲と紅茶の専門店
そのため、現在提供している珈琲や紅茶も、その時代の味が受け継がれています。

オーナーは

「もともと珈琲屋でしたから、この喫茶室のメインメニューはやはりコーヒーです!

今や珈琲も多様です。
フルーティーな風味や芳醇さがほしいなど、さまざまな要求があります。
また、トレーサビリティやオリジンに基づく焙煎度の違いによって、ワインの評価と同様の評価もされています。


当店では、常に20種類以上の生豆をストックし、新鮮に焙煎したコーヒーを提供しています。
最近では、コロンビアのピーチのような香りや、ゲイシャなどの話題の品種を、エアロプレスで楽しめるようになりました。」と語ります。

喫茶室batonでは珈琲のメニューを一週間から一か月ほどで変えており、定期的に新しい味を楽しめます。
ソーダや果汁で割ったカクテル風の珈琲などもありますので、ぜひお試しください!



心温まる時間の提供を目指して



今回は喫茶室batonについて紹介しました。

最後に、オーナーから今後の展望についてお話を伺いました。

「地元の方々や観光客に心温まる時間を提供することが、私たちの目標です。

今後は、新たなコラボレーションやイベントも企画しながら、お客様に新しい体験を提供していきたいと考えています。」


市内外の多くの人々が訪れる喫茶室baton。

その魅力は昭和レトロの空間とこだわり抜かれたメニュー、そして新しい体験を提供し続けようとする、オーナーの情熱とおもてなしの心にありました。

余談ですが、喫茶室batonでは新しいメニューも開発中とのこと……。
公式Instagramをフォローして、楽しみにお待ちください!

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