【喫茶室baton】昭和モダンな雰囲気がお洒落な喫茶店をご紹介

青森県弘前市に位置する「喫茶室baton」は、昭和モダンな雰囲気を楽しめるお洒落な喫茶店です。
今回は、喫茶室batonのオーナーからお話を伺うことができましたので、その魅力をご紹介いたします。



純喫茶とは異なる昭和のレストランの趣を感じさせるお店




喫茶室batonは、弘前市民会館内にあるお店です。
「喫茶室batonでは、弘前市の前川國男建築群の一つである弘前市民会館の建築的価値を体験することができます。
竣工当時である昭和期の重厚な魅力を保ちつつ、現代的なアプローチでインテリアやメニューを展開しており、新しい体験をお客様に提供したいと考えています。」
昭和のレストランの趣を残した店内では落ち着いてお食事を楽しめますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。



マスターのナポリタンふたたび




ここからは喫茶室batonのおすすめメニューについてオーナー様から伺いましたので、紹介していきたいと思います。

喫茶室batonでは、コーヒーやデザート、ランチメニューなど、約40種類もの料理が提供されていますが、その中からまずはオーナー様おすすめの「ナポリタン」〈1265円(税込)〉をご紹介したいと思います。
ナポリタンはオリジナルのレシピで作られており、オーナーのこだわりがたっぷりと込められています。

「私は昔ながらのトマトの酸味が効いたナポリタンが好きではなかったんです。
そこで、トマトやケチャップの酸味を抑え、野菜の旨味や甘み、そしてベーコンの甘みで焼き上げたナポリタンをよく友人に作っていたので、それをメニューにしてみました。」

オーナーはかつて別のお店を経営しており、そこでもナポリタンを提供していました。
その頃からナポリタンは知る人ぞ知る逸品として高い評価を得ていました。

そして多くのファンを獲得したナポリタンは喫茶室batonでも登場し、元々オーナーのナポリタンを知っているファンの方以外にも、新規のリピーターも続出しているそうです。
喫茶室batonのナポリタンを味わえば、あなたもナポリタンファンになること間違いなしです。



長い年月をかけて完成した思い出のデミグラスソース



デミグラスソースを用いた料理もおすすめです。
お店のデミグラスソースは長い年月をかけて完成したそうですが、どのような思い入れがあるのでしょうか。

「お店のデミグラスソースは学生時代に通った神戸の洋食屋がきっかけです。
現在はその洋食屋はもうありませんが、ビーフシチューのおいしさが忘れられず、このビーフシチューの味の記憶を頼りに、何度も試行錯誤を重ねました。そして現在のデミグラスソースのレシピに数年かけてたどりつきました。
最初にデミグラスソースを使ったのはハヤシライスです。それから3年程経ち、スタッフの技術が向上したことがきっかけで、現在では牛頬肉のビーフシチューを提供することができ、多くのお客様に喜んでいただいております。」



「ハヤシライス」〈1,540円(税込)〉は牛肉の深い旨み、デミグラスソースの豊かな風味や、野菜の甘み・香りが口いっぱいに広がり、贅沢な味わいを楽しむことができます。

「ビーフシチュー」〈1650円(税込)〉は、口に入れた瞬間から心地よい懐かしさが広がり、しっかりとした口当たりの牛ほほ肉が、丁寧に仕上げられたデミグラスソースと絶妙な調和を奏でる逸品です。
煮込むことで柔らかくほぐれた肉と濃厚なソースが、至福のひとときをもたらすこと間違いなしです。

オーナーの情熱が込めたデミグラスソースを用いた料理は、多くのお客さんから支持を得ています。
どちらを選んでも、喫茶室batonの特製デミグラスソースを堪能できます。
ぜひ一度、その味に触れてみてはいかがでしょうか。



ステンドグラスをモチーフにしたデザート




喫茶室batonは、弘前市民会館の中2階に位置し、吹き抜けから美しいステンドグラスを眺めることができます。
このステンドグラスは、弘前市出身の洋画家・佐野ぬい氏の作品「青の時間」をモチーフにしており、喫茶室batonではこの作品から着想したデザートを提供しています。

そのデザートの名前は「5色のゼリーポンチ青の時間」〈715円(税込)〉です。
津軽の夏の爽やかな風景をイメージした、色とりどりの果物ゼリーがサイダーに浮かぶ、爽やかなデザートに仕上がっています。
「5色のゼリーポンチ青の時間」を味わいながら、店内から眺めるステンドグラスを通じて津軽の風景を感じてみてはいかがでしょうか。



こだわりのシングルオリジンコーヒーもおすすめ




喫茶室batonの前身は、珈琲と紅茶の専門店だったそうです。
そして現在提供している珈琲・紅茶も、以前の味が受け継がれています。

「もともと珈琲屋でしたから、この喫茶室のメインメニューはやはりコーヒーです!
今は珈琲の世界も多様性の時代です。
フルーティーな風味や芳醇さがほしいなど、さまざまな要求があります。
トレーサビリティやオリジンに基づく焙煎度の違いによって、ワインの評価と同様の評価がされています。

当店では、常に20種類以上の生豆をストックし、新鮮な焙煎されたコーヒーを提供しています。
最近では、コロンビアのピーチのような香りや、ゲイシャなどの話題の品種を、エアロプレスで楽しめるようになりました。」とこだわりを語っていただきました。

また、珈琲は一週間から一か月ほどでメニューが変わるそうで、定期的に新しい味を楽しめます。
ソーダや果汁で割ったカクテル風の珈琲もありますので、ぜひこちらも試してみてはいかがでしょうか。



心温まる時間の提供を目指して



今回は青森県弘前市にある喫茶室batonについて紹介しました。
最後に、オーナーから今後の展望についてお話を伺いましたので、紹介したいと思います。

「今後は、地元のコミュニティに愛される場所として成長し、新たなコラボレーションやイベントとの連携を強化し、お客様に新しい体験を提供していきたいと考えています。
地元の方々や観光客に心温まる時間を提供することが、私たちの目標です。」
多くの人々が訪れる喫茶室baton。その魅力的なメニューと昭和レトロの空間を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

余談ですが、喫茶室batonでは新しいメニューの開発も進行中です。
新しいメニューではオーナーのこだわりがどのように込められるのか、楽しみですね。
新しいメニューについての情報は、喫茶室batonのInstagramで随時更新されていますので、ぜひフォローしてみてください。
次回も、弘前市にある様々なお店を紹介していきますので、お楽しみに。



○店舗名:喫茶室baton
○住所:青森県弘前市下白銀町1-6(弘前駅から車で12分)
○営業時間:11:00〜17:00
○電話番号:0172-88-8928
○公式
 ・Instagram https://www.instagram.com/cafe_baton/
 ・HP https://www.city.hirosaki.aomori.jp/shiminkaikan/baton.html



こちらもオススメ!



【喫茶北の郭】【武徳殿休息所】弘前城内でアップルパイ食べ比べと限定お土産を楽しもう!
【珈琲Shiroi Tori】住宅街の喫茶店、ゆっくりと時間が流れる和み空間
【ラビット・クリーク】おいしい紅茶とスコーンでゆったりティータイムを楽しもう

弘前NAVIロゴ