【加藤酒店】日本酒初心者も、ベテランの方も楽しめる!豊富な酒類とイベントが魅力的な酒屋さん
突然ですが、皆様は日本酒がお好きですか?
筆者は日本酒を少し嗜みますが、どの日本酒が自分の好みに合うかわからず、日本酒選びに時間がかかってしまいます。
今回紹介する「加藤酒店」は私のような日本酒初心者にも丁寧な対応をして下さいます。
加藤酒店には酒類が常時500種類ほどあり、多くの方が訪れるお店ですが、どのようなお店なのでしょうか。
今回は加藤酒店について色々と紹介していきます。
お酒の豊かさ・楽しさ・素晴らしさを伝えていく
シックな外観が特徴的な「加藤酒店」。
このお店には地元の方々だけでなく県外からも多くの方々が訪れて賑わっています。
お店のコンセプトは「お酒の豊かさ・楽しさ・素晴らしさをお客様にきちんと伝えていくこと」。
利き酒師や日本酒学講師など数々の資格を持つ店主さんに、二つの心がけを教えていただきました。
「私たちが主力としている日本酒に関しては2点を伝えることを心がけています。
一つ目は若者や女性をはじめ、これまで日本酒に馴染みのなかったお客様に対し、日本酒の美味しさ・楽しさを知っていただき、日本酒ファンの裾野を一段と広めていくことです。
二つ目はベテランの日本酒愛好家のお客様に対し、日本酒の新たな魅力、楽しみ方を提案することによって、日本酒に対する愛着を一層と深めていただくことです。」
さらに加藤酒店ではお酒の豊かさ・楽しさ・素晴らしさをお客様へ伝えるため、2020年に店内をリニューアルし、珍しいサービスを開始しました。
どのようなサービスをしているのでしょうか。
イベントルーム・角打ちスペースでお酒を楽しめる
まず一つ目のサービスとして、お酒を楽しんでもらうためにイベントルームを設置しました。
イベントルームでは、お酒を嗜みながら楽しめるイベントを開催しています。
過去には、イラストレーターの作品・美術品等の展示会や、弘前大学の落語研究会(落研)との共同イベントなどを開催しました。
開催したイベントには多くの方が訪れて賑わったそうです。
またイベントの無い時は、お酒の豊かさやすばらしさを知ってもらうため、イベントスペースを角打ちスペースとして開放しています。
この角打ちでは仲間内でお酒の感想を語ったり、一人でお酒の味をじっくりと味わったりしいただくことを目的としており、色々な方が角打ちスペースを訪れています。
日本酒量り売りサーバーは日本酒初心者の方にもおすすめ!
二つ目のサービスとして、日本酒の魅力と味をより多くのお客様へ伝えるため、日本酒の量り売りサーバーを設置。
量り売りサーバーは一合ずつ色々な日本酒が楽しめるようにと開始したサービスで、日本酒初心者の方や、色々な日本酒を少しずつ楽しみたい方などに人気です。
クラフトビールの自販機
今ではあまり見ることが無くなったお酒の自動販売機。
三つ目のサービスとして、店外にビールの自販機を設置しました。
大手メーカーのビールだけではなく、各種クラフトビールも販売されています。
店内で購入する時間がない方も気軽に利用することができます。
他にも日本酒の氷温熟成冷蔵庫を設置し日本酒の味の移り変わりを楽しめるようにするなど、いろいろな工夫を凝らしています。
このようにお酒をより一層楽しんでいただくための豊かさ、すばらしさを伝えるサービスを用意している加藤酒店。
ぜひ弘前市へ遊びに来たら足を運んでみてはいかがでしょうか。
秋に楽しめるオススメ日本酒とは
日中の暑さもだいぶ落ち着き始め、秋本番を迎える今日この頃。
加藤酒店でも秋になると秋の料理と相性の良い日本酒がたくさん登場します。
加藤酒店で常時提供している日本酒の数は約200種類ととっても豊富。
日本酒初心者の方は、どの日本酒を購入すればいいか迷ってしまうと思います。
そこでここからは加藤酒店の店主さんから伺った秋におすすめの日本酒を三つ紹介したいと思います。
お米の旨味を最大限に引き出した「豊盃 純米吟醸 月秋」
「豊盃 純米吟醸 月秋」〈720ml 2,150円(税込)〉は豊盃米の旨味を最大限に引き出した日本酒。
お米の旨味・甘みに、弘前市の名産品・りんごを思わせるほのかな香りが絶妙にマッチした飲みやすい日本酒になります。
秋の名物・さんまの塩焼きやナスの煮びたしなどの料理と相性ばっちりです。
とっても人気の高い日本酒ですので、ぜひ加藤酒店で見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。
きりっとした辛口系の「稲村屋 純米生原酒 ひやおろし」
次に紹介するのはきりっとした辛口系の「稲村屋 純米生原酒 ひやおろし」〈1800ml3,600円(税込)〉です。
ひやおろしは江戸時代のころから親しまれてきたお酒です。
通常のひやおろしは、春先に一度加熱殺菌をして、蔵の中で夏を越します。
蔵内の温度と外気が同じぐらいの温度になったら、加熱殺菌をしないで「ひや(常温)」の状態で瓶に詰めて出荷します。
しかし稲村屋純米生原酒ひやおろしは、春先から一度も火入れをすることなく、氷温でお酒を熟成させたのち、秋になると出荷するという、ひやおろしとしては珍しいタイプになっています。
お酒に火入れを行わないことで、すっきりかつフレッシュな味に仕上がり、戻りカツオのたたきやカキなどの魚介系の料理と相性が良いです。
こちらも人気があり、多くのお客様に好まれている商品ですので、ご購入はお早めに。
ワイングラスがよく似合う「陸奥八仙 オレンジラベル 純米吟醸 ひやおろし」
「陸奥八仙 オレンジラベル 純米吟醸 ひやおろし」〈720ml 2,200円(税込)〉はワイングラスが似合う日本酒です。
白麴由来の柑橘系のキリっとした酸味とお酒の甘みがバランスよくマッチし、日本酒でありながらやや甘口の白ワインを連想させる味をしており、ワイングラスがぴったりと似合う一品になっています。
相性の良い秋の料理は鮭のムニエルやグラタンなど洋食系です。
日本酒好きな友人や同僚などへお土産としても人気の高い商品です。
お酒の豊かさ・楽しさ・すばらしさを一段と進化させて伝えていく
今後の展望について加藤酒店の店主さんにお話を伺うことができましたので、紹介したいと思います。
「当店コンセプトである、「お酒の豊かさ・楽しさ・素晴らしさをお客様にきちんと伝えること」を一段と進化させたいと思います。
若者や女性をはじめ、日本酒に馴染みのなかったお客様に対しては、これまでは甘めでフルーティなお酒、スパークリング、リキュール等、どちらかと言えば受け入れやすいタイプのお酒をご提案してきました。
今後はまろやかな純米無濾過生原酒等、日本酒本来の美味しさを実感できるお酒もしっかりと紹介していきたいと考えています。
またベテランの日本酒愛好家のお客様は、酒販店にとってはありがたいリピーターであり、好みが明確であるため、自分の気に入った銘柄や同じタイプのお酒を飲まれる方が大半です。
しかし、これからはそんなお客様も未だ味わったことのない、角が取れてまろやかに味乗りした氷温熟成酒など、日本酒の新たな価値を感じてほしいと思っています。
また日本酒の理解を深めていただくために、銘柄毎の香味の特徴、ペアリング、蔵や造りのストーリーなどの情報を質量ともにもっと充実させる必要があると考えています。
イベントについては、上記の酒販店の基本的な役割をしっかりと果たしつつ、今後もできる限り開催していきたいです。
やりたいアイデアはたくさんあります。」
今後も色々なサービスを拡充しながら、お客様のニーズに合わせて進化を続ける加藤酒店。
気になる方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は青森県弘前市にある加藤酒店について紹介しました。
余談ですが、加藤酒店は2023年11月25日に「弘前のお酒を愉しむ会〈弘前市主催〉」を同店で開催します。
イベントの詳細については、加藤酒店のInstagramを要チェック。
今後も青森県弘前市にまつわるお店やイベントなどを紹介していきますので、次回もお楽しみに。
〇店名:加藤酒店
〇場所:青森県弘前市西茂森1丁目2-1
〇電話:0172-32-9346
〇営業時間:9:00~18:30
〇定休日:水曜日(ただし8月・12月及び祝日は営業)
〇公式
・HP:https://katousaketen.com/
・Instagram:https://www.instagram.com/katou_saketen/?hl=ja
・X:https://twitter.com/Katou_saketen
・Facebook:(13) Facebook
こちらもおすすめ!
弘前が誇る地酒を紹介!酒造見学ができる施設や飲み比べ・立ち飲みができる酒屋さんも
【degusta】弘前市土手町のスタンドバーのある酒屋さん!珍しいおつまみや豊富なお酒を楽しめる
津軽の絶品郷土料理を味わおう!弘前で郷土料理が食べられるお店を紹介