【大鰐温泉郷】弘前から弘南鉄道で大鰐へ!気軽に楽しめる足湯も豊富な温泉街

津軽の奥座敷とも称される大鰐温泉。
ここの名産「大鰐温泉もやし」は、温泉の熱を利用して作られており、シャキシャキした食感が特徴です。
麺類だけでなく、コース料理の一品としても好まれる上品なもやしは、ぜひ一度味わっていただきたい美味しさです。

弘前からも車や電車で30分ほどと近いながら、ゆったりとした空気の流れる湯のまち大鰐。
今回は、そんな大鰐の温泉郷を手軽に楽しめる足湯や日帰り入浴施設、また宿泊施設についても紹介していきます。
なお大鰐温泉郷の最寄り駅には、弘南鉄道大鰐線の大鰐駅と、JR奥羽本線の大鰐温泉駅がありますが、ほぼ同じ位置にあり跨線橋も共用している関係上、記事中の駅名表示は「大鰐駅」で統一しています。



気軽に楽しめる大鰐の足湯



大鰐温泉郷には、3つの足湯があり、いずれも大鰐駅から徒歩圏内で、地域の方々の厚意で清掃・維持されています。



大鰐駅前おもてなし足湯




大鰐駅を出てすぐ左手、のれんがはためく小さな小屋が、おもてなし足湯です。
屋根・壁があるので、多少の雨風はしのげるのも助かります。
大鰐散策のスタートに、あるいはお帰りの際に疲れた足を癒すために、ゆっくり楽しめる足湯です。

○施設名:大鰐駅前おもてなし足湯
○場所:大鰐駅前
○利用可能時間
 ・5月1日〜8月31日 6:00〜19:00
 ・9月1日〜4月30日 7:00〜18:00
○その他:タオルは鰐comeや道路挟んで向かいの土産店で販売しています



ホットパーク加賀助足湯




赤い欄干が美しい中の橋のたもとにある、ふくろうが目印のあずまやが、加賀助足湯です。
広々として開放感があり、川沿いでもあるので、周辺の景色を眺めながら思わず長湯してしまいそうな足湯です。

○施設名:ホットパーク加賀助足湯
○場所:大鰐町大鰐 中の橋付近(大鰐駅より 徒歩10分)
○利用可能時間:4月から11月末まで(冬期間閉鎖) 9:00〜18:00
○その他:タオルの備え付け・販売はありません



湯魂石薬師堂




ホットパーク加賀助から、川を背にして山の方へ向かうと出るのが「ゆけむり通り」。
その通りを左方向へ進むとあるのが、湯魂石薬師堂です。
浅めで、まくりあげにくいボトムスの方でも気軽に楽しめる足湯です。

○施設名:湯魂石薬師堂
○場所:大鰐町大鰐 ゆけむり通り沿い(大鰐駅より 徒歩10分)
○利用可能時間:4月から11月末まで(冬期間閉鎖) 7:00〜18:00
○その他:タオルの備え付け・販売はありません



日帰り入浴でほっこり



足湯だけでなく、しっかりお風呂に浸かりたい方には、日帰りの温泉施設もオススメです。
日帰り入浴施設も多数ある大鰐温泉ですが、廃業された場所や、宿泊専用となった場所もあります。
今回は、大鰐温泉旅館組合所属の施設のみ紹介します。
なお、共同浴場は基本的にお風呂セット持参となっていますのでご注意ください。



鰐come




大鰐駅からすぐ見える、地域の交流センターも兼ねている鰐Come。
温泉だけでなく、産直販売コーナーやレストランもあり、ここだけで1日過ごせてしまいます。



○施設名:鰐come
○場所:大鰐町大鰐川辺11-11(大鰐駅より徒歩5分)
○電話:0172-49-1126
○営業時間
 ・日帰り温泉鰐の湯 9:00〜22:00
 ・お食事処花りんご 11:00〜15:00(L.O14:30)
 ・ファストフードうぇるかむ 11:00〜18:00(土日祝19:00)
 ・産直売店メルカート 8:00〜17:00
○定休日
 ・入浴 毎月第3木曜日
 ・お食事処 毎週水曜日
 ・ファストフード 毎週木曜日
○公式
 ・HP https://www.wanicome.com/
 ・Facebook https://www.facebook.com/1126wanicome



大湯会館




最初に大鰐の湯が見つかったとされる場所、蔵館(くらだて)。
東国行脚中の円智上人が、ご本尊を移奉すべく滞在していた蔵館で病に倒れ、夢で「この地に温泉あり。土用・丑の日に沐浴すべし。」とのお告げを受け、従うと病が治ったとの伝説がある、まさにその場所です。



○施設名:大湯会館
○場所:大鰐町蔵館村岡53-2(大鰐駅より徒歩15分)
○電話:0172-47-8244
○営業時間:6:00~21:00
○定休日:毎月第2水曜日



若松会館




大鰐駅前を出てまっすぐ「手古奈通り」を道なりに進み、橋を越えてすぐ右手にある3階建ての大きな建物が若松会館です。
大鰐駅からも徒歩5分程度。
浴槽が大きめなので入りやすく、温度はやや高めです。



○施設名:若松会館
○場所:大鰐町大鰐59-1(大鰐駅より徒歩5分)
○電話:0172-48-4001
○営業時間
 ・6:00~21:00
 ・年末 6:00〜17:00
 ・年始13:00〜21:00
○定休日:毎月第2水曜



青柳会館




ホットパーク加賀助足湯から川沿いに進むとある、昔ながらの共同浴場。
こちらも基本的にお湯が熱め、湯上り後なかなか熱が抜けず冷えにくいと評判です。



○施設名:青柳会館
○場所:大鰐町大鰐湯野川原27-2(大鰐駅より徒歩10分)
○電話:0172-48-4002
○営業時間:6:00~21:00
○定休日:毎月第3火曜



赤湯




湯魂石薬師堂から川方向へ進んだところにたたずむ温泉民宿。
屋号は「赤湯」ですが、無色透明のお湯で、共同浴場には珍しく、シャンプーやボディソープが備え付けられています。



○施設名:赤湯
○場所:大鰐町大鰐大鰐131-1(大鰐駅より徒歩10分)
○電話:0172-48-2315
○営業時間:7:00~22:00
○定休日:-
○公式:HP http://owani-akayu.com/



温泉宿でのんびり



大鰐温泉郷には、一般的なホテルや旅館だけでなく、客舎と呼ばれる自炊湯治宿など様々な宿泊施設があります。
今回は、大鰐温泉旅館組合に属している宿泊施設のみを取り上げてご紹介します。



ヤマニ仙遊館




明治5年創業、明治14年秋には、明治天皇が東北御巡幸の際に立ち寄られたという歴史ある宿です。
本館及び土蔵は、明治30年当時の建築のままで、国の登録有形文化財になっています。
宿泊できるのは、「文化財棟」と「昭和ロマン棟」の2種類で、洗面所やトイレなどは共同となっています。
そしてなんといっても人気なのは、大正レトロ風呂「浪漫の泉」です。
2022年にリニューアルされた、和製マジョリカタイルの、モダンでロマンあふれる浴室。
日帰り入浴不可のため、宿泊者のみが贅沢なひとときを楽しめます。



○施設名:ヤマニ仙遊館
○場所:大鰐町蔵館村岡47-1(大鰐駅より徒歩15分)
○電話:0172-48-3171
○公式:HP https://senyukan.com/



不二やホテル




大鰐駅前からは徒歩20分程、喧騒から離れた場所にあり、ゆっくりと過ごせる宿です。
創業は大正15年。
ふじやの名前の由来は、創業者の先祖「藤田家の弥四郎」の家から、藤の家→ふじや→不二やとなったそうです。
大浴場と露天風呂を備え、サウナもあり、また各種宴会にも対応できる宿です。



○施設名:不二やホテル
○場所:大鰐町蔵館川原田63(大鰐駅より徒歩20分)
 ※無料送迎有り
○電話:0172-48-3221 / 0120-95-4646
○公式:HP https://www.fujiya-hotel.net/s/



昇泉閣紅葉館




全室和室の昔ながらの温泉宿。
客室には、温泉が引かれた一般的なお風呂が備わっています。
もちろん大浴場もありますが、大勢で入るのが苦手な方は、お部屋のお風呂でも温泉をゆっくり楽しめるので安心です。



○施設名:昇泉閣紅葉館
○場所:大鰐町大鰐大鰐171-1(大鰐駅より徒歩10分)    
○電話:0172-48-3231
○公式:大鰐温泉旅館組合HP https://owanionsen.com/koyokan/index.html



旅館きしもと




明治34年創業の家族経営の温泉宿。
加賀助ホットパーク足湯や湯魂石薬師堂まで徒歩5分なので、足湯巡りを楽しむにもちょうどよい立地です。
平川沿いに建っており、季節になれば白鳥もよく見られ、せせらぎが感じられて落ち着く宿です。



○施設名:旅館きしもと
○場所:大鰐町大鰐大鰐86-1(大鰐駅より徒歩10分)
○電話:0172-48-3267
○公式:大鰐温泉旅館組合HP https://owanionsen.com/kishimoto/stay-kishimoto.html



星野リゾート 界津軽


引用:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitsugaru/



かつての高級旅館、南津軽錦水を星野リゾートが引き受けてリニューアルした、界津軽。
大鰐の市街地から離れた場所にあるため、ここだけ別世界のように感じられます。
津軽三味線の生演奏やこぎん刺し体験など、津軽を宿全体で楽しむことができます。



○施設名:星野リゾート 界津軽
○場所:大鰐町大鰐上牡丹森36-1
 ※無料送迎有り、往路は要予約
○電話:0570-073-011
○公式:HP https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitsugaru/



まとめ



湯のまち大鰐温泉は、弘前市内からであれば日帰りでも十分楽しめる温泉です。
車でももちろん行けますが、電車に揺られて出かければ、湯上がりの一杯もできます。
弘南鉄道大鰐線では、金魚ねぷた列車のように季節限定の特別な装飾列車が走ることもあります。
またJR奥羽本線なら、大鰐温泉駅には特急も止まりますので弘前駅発着で向かうにはとても便利ですよ。
日々の疲れを癒やしに、ぶらりと大鰐までお出かけしてみてはいかがでしょう?



○大鰐温泉旅館組合HP:https://owanionsen.com/index.html



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