弘前市には、江戸から現代までの歴史の特徴が現れている建物が点在しています。
この記事では、弘前市内の有名建築を5つご紹介いたします。弘前市で有名な建築家の堀江佐吉の作品もたくさんあり、5選ではとても足りないほどです。ほとんどの場所を弘前駅周辺から選びましたので、弘前市に観光の際は是非立ち寄っていただければと思います。
ぜひ、建築巡りで弘前市の時代の流れを感じてください。
青森県重宝!旧弘前市立図書館

出典:フォト蔵
旧弘前市立図書館は1993年、青森県重宝に指定されています。
この建物は、日露戦争による第八師団関連の請負工場で大きな利益を公共に還元するために堀江佐吉や斉藤主らによって、当時市立であった東奥義塾の敷地内に建てられました。
第五十九銀行本館落成後の堀江佐吉は、さらに意欲的に取り組むようになり当初の4倍の規模で作り上げました。
八角形の双塔のドームや正面のドーマー窓、玄関ポーチのペディメントなど、明治洋風建築として佐吉の手慣れた手法と卓越した技術を垣間見ることが出来ます。
昭和初期までは私立図書館として使用され、昭和38年からは賃貸アパートとして使用されました。現在は強度出版物や文芸資料などが展示され、私立郷土文学館の施設となっています。
施設名 | 旧弘前市立図書館 |
---|---|
場所 | 〒036-8356 青森県弘前市下白銀町2-1 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
電話 | 0172-37-5505 |
公式 | ・HP http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyou/bunkazai/ken/ken11.html |
その他 | 〈アクセス〉JR弘前駅前からバスで15分(土手町循環100円バス)「市役所前」から徒歩 |
弘前市内の最古の洋風建築!弘前市百石町展示館

弘前市百石町(ひゃっこくまち)展示館は、明治16年に合焦の宮本甚兵衛が角三宮本呉服店として新築し、大正6年に津軽銀行の店舗として使用されていました。
平成13年に市へ寄贈され、翌14年には市指定有形文化財に指定されました。
弘前市内に現存する最古の洋風建築で、明治・大正の建築手法を残す貴重なものとして保存活用の整備を行いました。
現在は弘前市の文化財に指定されており、市民が文化活動に利用するためのギャラリーになっています。
館内には展示会やイベントに使用できる展示室が3部屋、建築当初の面影を残す和室、誰でも自由に利用できる新聞閲覧コーナー、色々な情報を提供しているインフォメーションコーナーがあります。またカフェも併設されており、軽食も楽しむことが出来ます。
施設名 | 弘前市百石町展示館 |
---|---|
場所 | 〒036-8035 青森県弘前市百石町3-2 |
営業時間 | 9:00~20:00 |
定休日 | 12月29日~1月3日 |
電話 | 0172-31-7600 |
公式 | |
その他 | 〈アクセス〉弘前駅からバスで10分 |
江戸時代に建てられた最勝院五重塔
.jpg)
出典:AmajingAOMORI青森県観光情報サイト
最勝院(さいしょういん)五重塔は、江戸時代に津軽藩4代藩主である信政が、津軽藩創始以来、何度か起こった戦で戦死した敵や味方の兵士を供養するために建立した寺院です。
江戸時代に建てられた五重塔では、仏堂のてっぺんにある棒が長く、全国一美しい五重塔として知られています。
釘を1本も使わずに建立され、平成3年の台風19号の被害により修復工事をしていましたが、平成6年に修繕が終わりました。
施設名 | 最勝院五重塔 |
---|---|
場所 | 〒036-8196 青森県弘前市銅屋町63 |
営業時間 | 9:00~16:00 ※季節により変動あり |
定休日 | 年中無休 |
電話 | 0172-34-1123 |
公式 | |
その他 | 〈アクセス〉弘前駅からバスで15分 |
国の重要文化財の青森銀行記念館

出典:いいかも!!弘前
青森銀行記念館は、青森銀行弘前市店の脇にあり、ルネッサンス風の堂々とした2階建の洋館です。内部の柱などの木材は青森県産のケヤキ、建具には「ひば」を使用しています。青森銀行記念館も弘前の名工・堀江佐吉の作品で、総工費67,000円(当時の建築物としては高額)かけ、彼の集大成となりました。
内部は見学することもできます。クラシカルな内装がノスタルジーな雰囲気にしてくれます。中でも天井に使用されている金唐革紙は見事なものです。昔の紙幣や貨幣の展示も充実しています。
施設名 | 青森銀行記念館 |
---|---|
場所 | 〒036-8198 青森県弘前市元長町26 |
営業時間 | 4/1~11/30 9:30~16:30 |
定休日 | 火曜日 |
電話 | 0172-33-3638 |
公式 | |
その他 | 〈アクセス〉弘前駅からバスで10分 |
国の重要文化財!高橋家住宅

出典:あずましの里黒石市
高橋家住宅は、代々「理右衛門」を名乗る黒石藩御用達の米問屋でした。
切妻造りと言って切妻屋根、入母屋屋根の建物で、建物の入り口を棟木と直角の面である妻側に設けている造りです。豪雪地帯で入り口に雪が落ちてこないようにする知恵となっています。
貴重な建造物である高橋家住宅は、昭和48年に国の重要文化財に指定され、平成16年には敷地内にある蔵も追加指定されました。
現在は、高橋家14代目当主の高橋幸江さんが喫茶店を営んでおり、天気の良い日は庭園でお茶をいただくことが出来ます。
井戸から組んだお水で入れた美味しいコーヒー、手作りのあんみつが大人気です。
施設名 | 高橋家住宅 |
---|---|
場所 | 〒036-0377 青森県黒石市中町38 |
営業時間 | - |
定休日 | 不定休 |
電話 | 0172-52-5374 |
公式 | |
その他 | 〈アクセス〉弘南黒石駅から徒歩で10分 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
弘前市は江戸時代の弘前城から始まり、明治の洋館から現代に至るまで長い歴史を残している都市です。そうしても洋館や弘前城など有名なところに目がいきがちですが、歴史的に価値のある民家もあります。
今回は、高橋家住宅という江戸時代から続く民家をご紹介させてもらいました。この住宅には豪雪地帯の知恵が建築に生かされて、国の重要文化財に指定されています。
弘前市へお越しの際は、有名な建築家による建築物はもちろん、生活に身近な建築物にも目を向けてみてください。